学校案内-校長挨拶

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 大河滔々と

 

 本校は、明治32(1899)年に埼玉県第四中学校として開校し、埼玉県立粕壁中学校、県立粕壁高等学校、県立春日部高等学校と改称を重ねながら、大河が滔々と流れるように126年の歴史を築いてきました。 
 「質実剛健」を校訓、「文武両道」を教育方針とし、様々な教科・科目を通して幅広い学問に触れ、世界で通用する総合知を身に付ける学習活動等を実施し、社会の発展に尽くす使命感を持ち、リーダーとして広く社会で活躍できる人材を育成することをスクール・ミッションとしています。この学び舎を巣立っていった卒業生は3万8千人余に達し、埼玉県内はもとより国内外において様々な分野で活躍しています。
平成22(2010)年度から文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の実践校に指定され、国内外の学校や大学等とも協働し、様々な研究や高度な学びを提供できるシステムを構築し、大きな成果をあげてきました。今年度からこれまでの取組に加え、文理融合型教育の実践としてSTEAM教育等の教科横断的な学習やCLIL(内容言語統合型学習)についても研究を進めていきます。文理横断・文理融合教育の取組は、知識や情報を組み合わせて新たな価値を創出する人材、多様な他者と協働して社会における課題を発見・解決する人材を育成していきます。また、国際交流では、生徒によるメルボルン高校訪問をはじめ、大使館の訪問、海外日本語教師の受け入れ等の交流により異文化理解の促進に積極的に取り組み、グローバルな人材を育成していきます。
 100年以上にわたって謳い継がれてきた校歌の中で3番の「忍耐剛毅わがつるぎ 誠実質素われがたて」は、春高生の心意気を表しています。春高はこれからも様々なことにチャレンジし、春高の魅力を高めていきます。輝かしい春日部高校の歴史を一緒に作り上げていきましょう!

                            令和7年4月1日

                          第36代校長 角坂 清博

 

校長ブログ

校長ブログ

【校長ブログ】春高、頑張れ!

 春日部高校の運動部、文化部がともに頑張っています。

 まずはバスケットボール部です。6月14日(土)~16日(月)に開催されたインターハイ県予選で県ベスト8となりました。6月21日に順位決定戦があります。埼玉県5位を目指します。

 次に陸上競技部です。6月13日(金)~16日(月)に開催された北関東大会で400mが3位、5000mが3位、5000m競歩が4位となり、それぞれの種目でインターハイ(広島県)出場を決めました。このインターハイ3種目出場は25年ぶりとなります。インターハイでは、400mが7月25日予選・決勝、7月26日決勝、5000mが7月27日予選、28日決勝、5000m競歩が7月26日予選、27日決勝となります。

 そして囲碁部です。6月14日(土)、全国高等学校囲碁選手権の埼玉県予選団体の部で全勝優勝し、8月4日・5日に日本棋院東京本院(市ヶ谷)で行われる全国高校選手権に駒を進めました。昨年に続き2年連続の出場となります。 

 以上、どの部活動も日ごろの練習成果が出るよう体調に気を付けて頑張ってください。 

 先日、第107回全国高等学校野球選手権埼玉大会の抽選結果が新聞に掲載されました。

 本校は7月12日(土)が初戦で相手は大宮工業高校です。越谷市民球場で勝利後の校歌を応援いただいた皆さんと共に歌いたいです。野球だけが特別ではありませんが、甲子園をかけた季節がやってきました。野球部の皆さん、頑張ってください。

【校長ブログ】教育実習生

 春高祭で作成した入場門がライトアップされます。本校正門に6月13,16,17,18,19,20日の6日間、時間は19:00~19:50となります。ただし、雨天中止となりますので御了承願います。 

 さて、本日は5月26日(月)~6月13日(金)の3週間の教育実習最終日です。教育実習の集大成である研究授業も行われました。皆さん工夫を凝らして授業を展開していました。御指導いただいた先生方に感謝です。

 校長室で教育実習生の皆さんと全員ではありませんでしたが話をすることができました。皆さんは春高のOBですが、教育実習生の立場から見て、あらためて春高生のいいところを以下のとおり挙げてもらいました。

〇春高生は良いも悪いも真面目に振り切るところ。

〇メリハリもしっかり付けられるところ。

〇春高の魅力は、皆で団結して一つのことを成し遂げようとするところ。

 

 また、春高生への励ましの言葉もいただきました。

〇春高生でいるときは気づかなかったが、時間はとても貴重。色々なことにチャレンジしてほしい!

〇春高でしかできないことがある。春高生活を楽しんでほしい。最後まであきらめずやり切ってほしい。そしてやりきったという気持ちをもって受験に臨んでほしい。

〇春高生は外向きにどんどん視野を世界に広げていってほしい。

 今回の教育実習生のほとんどが今年度の教員採用試験を受験します。

 頑張れ、教育実習生! 吉報を待ってます!

【校長ブログ】春高祭②

 春高祭2日目です。

 一般公開の間は、ありがたいことに来客が多く、クラス発表に入っていけない状況のため、朝早く見回った時の一部のクラス展示の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10:00から一般公開となるため、文化祭実行委員、生徒会の生徒たちはもとより、クラス発表の生徒たちも連日の疲れは感じられず、朝早くから準備を進めていました。会場1時間前から長蛇の列ができていました。一万一千人を超える方々に春高に来校していただきました。本当にありがとうございました。

 野外ステージでは、天気にも恵まれ、10:30から他校招待Pで春日部女子、浦和第一女子のダンス部によるダンスやパフォーマンスの披露、午後にはミス春高、体育館では軽音楽ライブ、13:30からの臙脂の集い、音楽ホールでは11:00からの吹奏楽部演奏会、12:50からの音楽部発表、茶道部のお茶会がありました。どれもすべて見ることはできませんでしたが、工夫を凝らし、日ごろの練習の成果が十分発揮できた発表でした。

 

 

 

 

 

 

 また、大会議室ではPTAによる休憩室が用意され、そこでは保護者の方々から春高の行事等の写真展示や春高の式典等のDVD視聴など1年間の春高の活動の様子がよくわかる展示をしていただきました。また、中庭では同窓会によるグッズ販売もあり、大盛況でした。

 今回、日テレの「news every.」の取材がありました。全国ネットで本校の応援指導部が出演する予定です。驚いたのは、挨拶に来てくれた「news every.」デスクの方が春高の卒業生で、私が春高で地学教諭をしている時に教わったとのことでした。まさか教え子に会うとは思ってもみませんでした。恐るべし、春高生です。

 午後の臙脂の集いの会場である体育館は満員御礼でした。この臙脂の集いは3年生3名の引退公演となります。歴代の応援部OBが後輩の演技をしっかりと見守っていました。最後を飾る校歌では、関係者はもとより来場していただいた方々も涙しながら拍手を送っていたのがとても印象的でした。引き継ぐ後輩たちにとっても3年生とともに演技するのは最後です。後輩の皆さん、3年生の雄姿を目に焼き付け、2年生5名を中心として1年生6名とともに応援指導部を盛り上げていってください。

 

 

 

 

 

 

 17:00からのジェンカは、春高生だけの後夜祭です。文化祭実行委員、生徒会そして応援指導部それぞれ3年生が思いのたけを語った後、春高生が叫び、廻り続け、飛び跳ね、春高の歌を存分に歌います。今までの苦しかったこと、辛かったこと、そしてうれしかったこと、仲間への感謝を思いっきり全校生徒の前で語っている姿はとてもまぶしかったです。間違いなく、次代を担うリーダーになっていくのだと確信しました。

 

 

 

 

 

 

  なお、今年から一般公開はせず、保護者の方には後ほどURLを配信することとしました。理由は近隣の住民の方の影響を踏まえた対応としたためです。今後とも御理解と御協力をお願いいたします。

【校長ブログ】春高祭①ー2

 春高祭が始ました。入場門も立派に完成しました。レンガの質感や上部の作りが細部まで行き届き、とてもよくできています。製作に当たった文化祭実行委員の諸君、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  12:00から一般公開され、天気にも恵まれ、多くの来校者で賑わいました。御来校いただいた方々に感謝申し上げます。

 さて、私は、14:30~16:00の間、春高紅白の審査員として参加させていただきました。審査委員は3名で、私と、3年担任の小澤先生と柳田先生でした。一人100点の持ち点で、3名の合計が一番高い点数を取った生徒が優勝となります。お二人は違うと思いますが、全体的に最近の歌はテンポが速く、歌詞が矢継ぎ早に音楽に載って、また、高低の激しい歌声を出すので、評価は難しかったです。そのため、参加した生徒が歌う前にどんな話をしたか、周りの生徒や御来校いただいた一般の方々の盛り上がりの状況、そして歌を聴いた自分の感想をもとに採点をしました。

 そうした中で、優勝したのは3年生の戸塚悠人君でした。御両親に感謝の気持ちを込めて歌ったとのことで、皆の心をグッと掴んだのではないかと思います。歌も比較的わかりやすく、評価しやすかったところがよかったのかと思っています。

 16:20からGreen Festival(GF)、いわゆるフォークダンスです。春高生は思いのまま踊っています。

【校長ブログ】春高祭①

 今日から春高祭が始まります。各フロアーをまわり、進捗状況を見て回しましたが、どれも力作ぞろいでした。入場門も仕上げの段階です。12:00からの公開となります。是非、多くの方々に御覧いただければと思います。

 さて、昨日6月6日、全校生徒が体育館に一堂に会し、春高祭のオープニングセレモニーを行いました。毎年、各界で活躍されているOBの方から講演をしていただいています。今回は本校31期生のアサヒビール株式会社 代表取締役社長の松山 一雄(まつやま かずお)先生から「自分の未来をどう作るか」と題し、御講演いただきました。詳細はHPのトップページに掲載されているのでそちらを御覧ください。私からは、簡単な要旨とこのことについてお話ししたいと思います。

 講演はスティーブジョブ氏のスタンフォード大学卒業式のスピーチを紹介し、その中の言葉を引用して「人生で今日が最後と考えた時に、本当にやりたいことは何だろう?」と自分に問いかけ続けることが大切で、その上で次の2つテーマでお話をいただきました。

Connecting the dots

「自分の未来がわからないからこそ、自分がやりたいことをやる。」

Serendipity

「偶然訪れる幸運。見えない幸運をどうやってモノにするか。」

そして、講演題である「自分の未来をどう作るか?」について、誰も未来のことはわからない。だから、春高生には、

 「夢中になれるものを追いかければよい」

 「チャンスは貯金できない、挑戦するのはその時である」

 「挑戦する、ワクワクする、早く、安く、賢く失敗し続けよう、人生はトーナメントではない。諦めない限り敗者復活は何度でもある」

 とメッセージを送っていただきました。熱く投げかけたメッセージに応えるかのように、春高生から松山先生に盛大な拍手が送られました。

 この講演を聴いて、私が20代の学生だった頃を思い出ました。卒業後は研究を続けるか、企業に就職するか、教師になるか悩んでいた時でした。「やぎさき」の校長巻頭言でも書きましたが、その頃、入院治療のため一年間休学したことがあります。半年近く病名がわからず病院を転々とし、幸い病名が判明してから、入院、治療、療養、そして復学までの間、人とは何者か、人は何のために生まれてきたのか、自分の夢とは何か、何のために学ぶのか、何のために働くのか、など、様々な問いに対して自分と向き合う時間を持つことができました。この時に松山先生の問いである「人生で今日が最後と考えた時に、本当にやりたいことは何だろう?」に私が答えるとすれば、「高校の教師になって地学の面白さを伝えたい」と即座に応えられると思います。やはり、自分に問い続けることが大切であると思いました。

 松山先生は、今の私と同じくらいの年齢の頃に別の会社の社長だったにもかかわらず、現在に至っています。まさに、ワクワクを求めて挑戦し続けている方だと思います。私も「人生で今日が最後と考えた時に、本当にやりたいことは何だろう?」と問い続け、ワクワクすることに挑戦していきたいと思います。

 御講演で貴重なメッセージを送っていただき、春高生に「自分の未来をどう作るか?」深く考えるためのヒントをいただいたと思っています。松山先生、本当にありがとうございました。