【校長ブログ】海外の日本語教師の先生方と国際交流
10月25日、27カ国41名の海外の日本語教師の先生方が本校を訪問し、まる1日、授業や施設見学、生徒との交流活動をしていただきました。この取り組みは、 国際交流基金日本語国際センターで6カ月に渡る研修の一環として本校も協力をさせていただいたものです。
私としては、海外の日本語教師の先生方に「日本型学校教育」と本校の特色である「125年の伝統を誇る男子校」を直接見て、感じていただきたいという思いがありました。「日本型学校教育」は、学校が学習指導のみならず,生徒指導の面でも主要な役割を担い,児童生徒の状況を総合的に把握して教師が指導を行うことで,子供たちの知・徳・体を一体で育むとして、諸外国から高い評価をいただいています。また、「男子校」については、男女共同参画という流れの中で、男子校ならではの良さも知っていただきたいという思いがあります。いずれも、直接、見て、生徒たちと交流することにより認識できるものと考えています。閉会の際に今回の交流の感想を聞いたところ、皆さんが口をそろえて「楽しかったです」と応えていただいたことをとてもうれしく思いました。
生徒たちにとっても、日本語を教える先生方なので言葉の壁は低く、先生方と話しやすかったという感想が多くありました。また、生徒たちもとても積極的に係わってくれ、実のある国際交流の場となりました。
研修を担当しているセンターの方からは、この研修を受けた海外の日本語教師の先生方は今までに約3万5千人いらっしゃるということです。この数字は、世界で日本語を教える先生方の五分の一を占めるそうです。今回の本校との交流により、日本型学校教育や男子校の良さをどんどん発信していただければと思います。
なお、海外の日本語教師の先生たちの様子や本校の生徒たちとの交流の様子は、本校のHPの10月29日の国際交流のブログを御覧ください。