校長ブログ

【校長ブログ】自分を信じてやり続けたこと

 13日から中間考査1週間前となってから3日がたちました。部活動は、大会等が近い部活を除いて(その場合は短時間の活動)、活動中止となります。そのため、早朝や放課後の教室、学習室、図書館、そして各学年の廊下に設置している学習机で勉強をしている春高生の人数が、日に日に増えてきています。しっかりと勉強して悔いのない結果を出してほしいと願っています。

 さて、今回、ノーベル賞を受賞されたお二人の先生方は共通している部分が多いと思っています。8日にノーベル化学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の北川進先生について何社かの新聞記事を読むと、発見した多孔性材料「金属有機構造体」は、発表当初、嘘つき呼ばわりをされたそうです。しかし、事実を積み重ね続けるにしたがって論文の引用件数が跳ね上がり、一転して脚光を浴びるようになったそうです。一方、6日にノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口先生も発見当初、着眼点は1980年代当初の免疫学からすれば異端視され、それが「制御性T細胞」の発生や機構を担う原理を2000年代に解明してやっと認められるようになったそうです。お二人とも、発表当初は発見について受け入れられませんでしたが、自分を信じてやり続けて事実を重ねることにより認められるようになったということです。

 「自分を信じてやり続けること」、大切にしていきたいと思います。

 頑張れ、春高生!