校長ブログ

【校長ブログ】スマホやSNSの使い方

 期末考査2日目となります。体調を整えながら15日まで悔いのないよう取り組んでください。今後も手洗い、うがい、マスクの着用や教室等の喚起など、可能な限りの感染対策をしていきましょう。

 さて、世界で初めて、16歳未満の子どものSNS利用を制限する法律が10日、オーストラリアで施行されたとの新聞記事(12月11日朝日新聞朝刊)を読みました。10種類のSNSが対象で、運営する企業は16歳未満がアカウントを作れないようにしたり、既存のアカウントを作れないようにする措置が求められ、違反した場合は、企業側が最大4950万豪ドル(約51億円)の罰金が科されるそうです。理由は、子どもがSNSで事件に巻き込まれたり、いじめに遭ったりして社会問題化したことが立法の背景にあり、豪州の取り組みに日本や欧米でも関心が高まっているようです。

 日本では、愛知県豊明市が10月に、「スマホの使いすぎで睡眠時間や家族とのコミュニケーションが減るのを防ぐのが目的」として余暇時間におけるスマホの使用を1日2時間以内とするよう促す条例を施行したことも記憶に新しいと思います。全市民が対象で、小学生以下の利用は午後9時まで、中学生以上18歳未満は午後10時まで、としていながらも、あくまで「目安」であるとし、罰則や強制力はなく、家庭での話し合いやルールづくりを促しているとのことです。 

 スマホやSNSに関しては様々な意見が出ています。

 例えば、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は「SNSやスマホには依存性があり、使いすぎると脳の発達に悪影響があるという研究結果がでた。たばこやアルコールと同様に子どもたちから遠ざける必要がある」と主張しています。また、アメリカメディアによると、アップル創業者のスティーブ・ジョブは子供には自宅で利用を制限し、iPadを使わせなかったという。元グーグルでテクノロジー思想家のトリスタン・ハリス氏は、ポットキャスト番組で「自分の知るテック幹部の多くは、自分の子どもにSNSを使わせない」と語っているとのことでた。一方、東京科学大学病院「ネット依存外来」で中高生を診ている治徳大介医師は「制限型の対応はイタチごっこになる面が否めない」ということ指摘しています。年齢や時間の制限だけに頼ると、実態がかえって見えにくくなるので、発達段階ごとの予防教育を義務付ける「教育型」を国や自治体が進めることと、子どもが夢中になる背景を理解し家族で支え方を考えることが重要になると主張されています。

 春高生の皆さんはこれらのことを踏まえてどのような意見を持つでしょうか?皆さんそれぞれの家庭でルールはあるでしょうか?考え方は色々とあると思いますが、いずれにせよ、SNSやスマホの使用は、様々な事件や事故に巻き込まれる可能性は高くなること、そして長時間にわたる使用は健康を害することははっきりとしています。ただ、生成AIとの関係は切っても切り離せない社会になってきています。月並みですが、バランスを取りながら一定のルールのもとで使っていくしかないと私は考えます。期末考査中は、あまり使ってはいないと思いますが、改めてスマホやSNSの使い方やルールについて考えてみてはいかがでしょうか?

 頑張れ、春高生!