【校長ブログ】第81期入学式
本日、13:00から、第79回入学式を挙行いたしました。天気にも恵まれて将に春爛漫の中での式典でした。各担任の先生から呼名された新入生たちそれぞれが、元気いっぱいに大きな声で返事をしてくれました。
新入生代表の髭田 泰斗君からは、本校の校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を体現し、先輩たちの受け継いできた伝統をしっかりと守っていくとの旨の代表宣誓をしてくれました。とても力強い言葉に頼もしさを感じました。
校歌披露では、先輩たちも入学生代表宣誓の言葉を受けとめ、応援指導部の演舞のもと、吹奏楽部の演奏、そして野球部員たちの大きな声で校歌が盛大に披露されました。「これが春高の校歌である。しっかり歌い継げよ」と言うメッセージを感じました。新入生も盛大な拍手でそのメッセージに応えていました。
これからの新入生358名が充実した学校生活になるよう願っています。
以下に、入学式校長式辞の概要を掲載します。
ただ今、入学を許可いたしました三百五十八名の第八十一期 新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。新入生の皆さんは、御自身の努力はもとより、御家族・恩師をはじめ、関係の皆様の御支援が実り、見事に入学者選抜を突破されました。豊かな才能と意欲に溢れる皆さんを本校にお迎えすることができ、私たち教職員並びに在校生一同、大きな喜びに溢れています。皆さんの入学を心から歓迎いたします。
本校は、明治三十二年、埼玉県第四中学校としてこの八木崎の地に開校し、百二十七年の県下有数の伝統を持つ高等学校です。旧制中学校以来の校訓である「質実剛健」のもと、勉学のみならず、多彩な⾏事や部活動を通して仲間たちと切磋琢磨し、⾃らを鍛錬する「⽂武両道」をめざしています。
⼀⽅で、社会の急速なグローバル化や情報化、⾼度な技術⾰新といった変化にも対応できる教育活動を⾏っています。⽂部科学省からは「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」、DXハイスク―ルの指定を受け、ICTやAIなどのデジタル技術を踏まえ、専⾨性の⾼い理数教育を通じて科学的思考⼒の育成を図るとともに、課題研究の授業等において、チームとして協同できる⼒やプレゼンテーション能⼒を養うなど、⽂化、社会、科学技術等、幅広い分野において、「次代を担うリーダー」として活躍できる⼈材の育成を⾏っています。
しかし、春高に3年間、ただ在籍すれば自動的に「次代を担うリーダー」になるわけではありません。そのために、皆さんに心がけていただきたいことを3つお話しします。
一つ目は、「様々なことに挑戦すること」です。
校訓である「質実剛健」とは、飾りを捨て、真摯で、心身ともにたくましく健やかな人間であることです。新しい飛躍は、飾りを捨てて、本当の自分を見つめることから始めます。まずは、今日を境に、中学校時代の栄光を自ら封印し、今日から新たな挑戦とその努力をし続けることです。皆さんは、この最高の環境の中で、様々な可能性を持った、まだ見ぬ自分と向き合うための舞台に立っただけです。皆さんには、この舞台で失敗を恐れず、本校での授業や部活動、学校行事など、様々なことに挑戦し、新しい自分へと飛躍して行ってください。
二つ目は、「広い視野と社会の出来事に課題意識を持つこと」です。社会に出て、一人の人間として相手から信頼され、尊敬されるのはどんな人物でしょうか。それは、仕事の知識や判断力などを持っているのはもとより、人間としての魅力があるかどうかです。その魅力とは広い視野を持っている人とも言えます。広い視野を持つためには、自分の視点では決して到達できないような「新しい視点」を、書物や他者の考えを聞いたり議論したりして、モノの見方を広げていくしかありません。そのためには2つのことが不可欠です。一つは、「絶対的な基礎学力」です。確かな知識という足場がなければ、書物や人から話を聴いたり、議論したりしても内容は深まりません。これから皆さんが学ぶ学校の勉強は受験のためにあるのではなく、その先の皆さんが社会に出るための武器になります。もう一つは「わからない」ことは正直に認め、他者の優れた意見を吸収するという「誠実さ」を持つことです。この誠実さこそが自分の知識を深めていくことにつながります。そして、併せて「社会の出来事に課題意識を持つこと」です。それは社会貢献の視点を持つことにつながります。課題意識を持っていない人からは課題を解決していくための考えや行動は決して生まれません。将来、魅力ある社会人として活躍するためにも、是非、このことを意識してほしいと思います。
そして三つ目は、「生涯の友を得ること」です。
高校生活では、様々な個性を持った友人との出会いも極めて有意義なことです。勉学のみならず、多彩な⾏事や部活動を通して仲間たちと切磋琢磨し、豊かな⼈間関係を築き、⾃分とは異なる考えや、価値観があることを学んでください。そして、お互いに相手のことを思いやり、いいところを認め合い、励まし合う生涯の親友、素晴らしいライバルを作り、自らの才能に磨きをかけてください。一人ではできない困難な壁にぶつかったとしても、皆で一緒に取り組めば乗り越えられます。
以上、三つのことを申し上げました。「様々なことに挑戦すること」、「広い視野と社会の出来事に課題意識を持つこと」、そして「生涯の友を得ること」です。次代を担うリーダーとしての自覚と誇りをもち、日々の生活を過ごしてください。皆さんの活躍を期待しています。
次に、御列席の保護者の皆様に申し上げます。
御子息の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
高校の三年間は、将来の生き方・在り方を方向付ける大事な時期であり、悩みや苦しみの最も大きいときでもあると思います。私たち教職員は、御子息が自らの生きる道を自分の力で切り開いていけるよう、教育活動を展開してまいります。
御家庭におかれましては、本校の教育方針を御理解いただき、御支援と御協力を賜りますようお願いいたします。
結びに、本日、御列席を賜りました皆様に改めて御礼申し上げますとともに、新入生の皆さんの高校生活が充実したものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。