校長ブログ

【校長ブログ】先輩たちが熱く語る“これからの生き方”~春日部高校進路トーク~ 

 1月30日、春日部高校では、音楽ホールで本校同窓会のご協力をいただいて各界で活躍されている卒業生をお迎えして「進路トーク」を開催しました。春日部高校のキャリア教育の一環として毎年一年生を対象に開催しており、社会の第一線で活躍されている卒業生においでいただき、高校や大学時代の様子や、現在のお仕事をとおして職業観についてお話をいただく企画です。

 文部科学省では、キャリア教育を「生徒一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と定義付けしています。進学校においては、大学合格がゴールと思い込んでいる生徒が存在します。たぶん、春日部高校でもいるでしょう。私は、生徒諸君には、高校、大学卒業後の世界を早く意識してもらいたいと思っています。私自身、大学4年生の就職活動の時に、“世の中の仕組み”を知り、もっと早く知っていれば…と後悔した思いがありました。春日部高校では、同窓会のご協力をいただき、各界で活躍している卒業生から直接お話を伺える企画を3年間計画的に開催しています。これも春日部高校の魅力の一つだと思います。

 今回は、医学博士 呉 宗憲さん(高48回卒、東京医科大学)、佐々木 栄二さん(高53回卒、日本IBM)、永井 翔吾さん(高56回卒、VISITS Technologies)、内藤 未来さん(高57回卒、サントリー)の皆さんにご来校いただきました。湯本 遼平さんと浪花 祐貴さんらが運営にあたっていただきました。

呉さんからは「自分の特性を活かせ。春高生なら大丈夫だ。伸びしろがある。学校行事を最大限楽しめ」、佐々木さんからは「大学キャンパスVisitは重要。好奇心が大切。社会に出たら文系も理系もない。英語を好きになれ」、永井さんからは「司法試験合格と国家公務員総合職試験のダブル合格の経験から、できる奴は効率よく勉強する。自分らしい人生を自らの責任で生み出してほしい。結合を意識し、常識に囚われるな」、内藤さんからは「文系理系の垣根がなくなっている。文学、歴史、理科、芸術などの教養が大切。春高は一生の友が作れる場」などのエールをいただきました。ありがとうございました。