日誌

【英語・ICT活用】コミュニケーション英語Ⅲ Reading Exchange

コミュニケーションを成り立たせる条件の1つにinformation gapがあります。この条件を利用して、Reading Exchangeという活動を行いました。

クラス内で、半数ずつの生徒が異なるテーマの英文を読み、読んだあとに内容を口頭発表するためのスライドを作成、まだ読んでいない相手にそのスライドを使って英語で発表するという活動です。

まずは、イントロ。英文のテーマを紹介し、どちらを読むのか決めました。

 

ある程度読み進めたら、同じ英文を読んでいる生徒同士で内容を確認します。異なる解釈があったらお互い議論します。 

残りを読み終え、キーワードをスライドに入力したり、効果的に画像を挿入したりして発表用スライドを作成します。iPadを使い始めて3年目です。(スライド作成にはそんなに時間をかけさせません。凝りすぎてしまうと本質を見失います。)スライドは、日本語・英語の指定はしていません。発表は英語です。

スライド作成の様子

画面を分割し、読んでいる最中に取ったメモを見ながら、スライドを作成しています!

 スライドの例(シンプルですが、内容が端的にまとまっています。発表する際に、自分の語りで補います。)

Unit3 Example 2.pdf

 

自分の作成したスライドを使って発表します。このときは、まだ同じ英文を読んだ生徒とペアで行います。不足、誤りがあればお互い指摘し合います。 

続いて本番。異なる英文を読んだ生徒同士ペアになり、お互いに自分が読んだ英文についてスライドを用いて発表します。

 

発表後は、質問やコメントをし合いました。

次に自分が読まなかった方の英文を読みます。内容を先に伝えてもらっているので、理解がスムーズになります。最後にどちらの英文により興味を持ったか等、2つの英文を比べました。

 

ここまでの活動は2時間で行いました。作成したスライドは学年生徒全員に共有しているドライブフォルダに保存し、皆が見られるようになっています。

 

Reading Exchangeでは、読んだ内容を後で説明する必要がある、information gapがあるために伝える必然性があるという2つの要素が活動に意味を持たせています。生き生きと英語を使って説明する生徒たちには鳥肌が立つほど感動します。

受験期ではありますが、学校で、授業でしかできない、仲間との学び合いをたくさん取り入れています。アウトプットに重きを置いた授業展開で、定着を図っています。

 

授業見学はいつでも受け付けております。本校教頭までご連絡ください。