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【校長ブログ】聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、わかる。

 11月28日から2年生(76期生)の修学旅行が始まります。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)のため、行動制限がありますが、感染防止対策を徹底しての実施となります。生徒諸君一人ひとりの自覚と行動が求められます。

 76期生の修学旅行は、初日に広島での平和学習、2日目に広島から京都までの班別自主研修、3日目に京都・大阪方面班別自主研修、4日目に京都方面クラス別研修が予定されています。生徒諸君の自律力と行動力を期待している春日部高校伝統の関西方面の修学旅行は、紐解いてみると戦前の昭和2(1927)年が最初のようです。戦後は昭和26(1951)年に関西方面の修学旅行が復活し、一時期を除き関西方面の修学旅行が実施されています。団体行動が主流だった修学旅行において、春日部高校では1960年代から班別自主研修を他校に先駆けて取り入れていたようです。

 春日部高校があえて“京都”を中心とする修学旅行を行っているのは、“高校生”という多感な時期に、日本の歴史と文化の中心地である“京都”において、自分自身と日本を見つめ直してもらいたいという大きな狙いがあると思います。いわゆる伝統校は、修学旅行先は“京都”というトリビアがあります。76期生諸君も先輩の伝統をしっかりと受け継いでもらいたいと思います。

 春日部高校は、文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として、「春高Science Code」の習得を目標の一つとしています。「疑問→仮説→先行研究の検索→テーマ設定→検証→考察」の課題解決サイクルです。是非とも修学旅行の街歩きにおいても、「春高Science Code」を意識してみてください。私は全ての都道府県を訪ね歩いていますが、街歩きの極意は、駅と地図にあります。駅はその街の顔です。まずは、駅前の中央に立って、駅前全体を見渡しましょう。“街の匂い”を感じられると思います。次に、駅前にある観光案内所へ行ってその街の地図を入手しましょう。スマホの地図ではなく、印刷された地図で街全体を俯瞰してから歩くことがポイントです。

 古代中国の思想家老子は「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、わかる。」と言っています。76期生諸君の更なる好奇心の高揚を期待しています。