日誌

【校長ブログ】科学は世のため~東京理科大学を訪問しました~

 10月も下旬となり、朝晩は肌寒くなってきました。10月24日、春日部高校の校内も秋たけなわです。キンモクセイの良い香りが秋を感じさせてくれます。図書館前の木々も紅葉してきました。

 先週10月17日、春日部高校PTA主催の第2回進路見学会が開催され、保護者の方79名と共に私も参加しました。今回は、東京理科大学葛飾キャンパスを訪問しました。春日部高校生にも人気の理工系総合大学です。

 東京理科大学は、1881(明治14)年創立の東京物理学校を前身とする理学・工学・薬学・経営学をはじめとする分野を包括する理工系総合大学です。自然科学の教育を行う高等教育機関としては東京大学について国内で2番目に長い歴史を持ち、私立としては最古の歴史を持っています。

 夏目漱石の小説『坊っちゃん』の主人公が卒業したのは、3年制の東京物理学校。東京理科大学の前身です。当時、ストレートに3年で卒業できたのは全学生のわずか5%ほど。ちなみに坊っちゃんは3年経ったら卒業した、と書かれているのでずいぶん優秀だったようです。大学の担当者によると、現在、指定科目の単位を取得しなければ次の学年に進級できない「関門制度」の進級率は90%以上(昼間学部)に上るそうです。当時に比べれば数字は改善しているとはいえ、進級・卒業の難しさは今も変わりません。 この伝統ある「実力主義」こそが、東京理科大学最大の特徴といえます。

 東京理科大学葛飾キャンパスは、2013(平成25)年に三菱製紙中川工場跡地に設置された新しいキャンパスです。工学部、先進工学部が設置され、工学の拠点として整備されていました。2025(令和7)年4月には薬学部・大学院薬学研究科が野田キャンパスから葛飾キャンパスに移転する予定だそうです。

 私が一番印象に残ったのは、研究棟にあったキャッチコピー「科学は、世のため」。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナ・ハマスとの紛争など不安定な世界ですが、世界の安定と発展のために科学を活用してもらいたいと切に願っています。