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【校長ブログ】今話題の難しい教育キーワード②~EdTech(エドテック)~

 今日のテーマは、EdTech。これも読み方から難しい。“エドテック”と読みます。

 デジタルやICT(情報通信技術)を既存産業に掛け合わせることで新しい価値を生み出す「X-Tech」(クロステック)。もはや、アルファベットだけだと読み方がわかりません。 FinTech(フィンテック…金融×テクノロジー)やMedTech(メドテック…医療×テクノロジー)、AgriTech(アグリテック…農業×テクノロジー)など多数あるそうですが、教育でも近年使われる教育用語の一つにEdTech(エドテック)があります。

 EdTech(エドテック)とは、教育(Education)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、教育領域にイノベーションを起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称です。

 文部科学省では「Society5.0におけるEdTechを活用した教育ビジョンの策定に向けた方向性」(2018年)として発表した提言の中で、EdTechを「教育におけるAI(人工知能)、ビッグデータ等の様々な新しいテクノロジーを活用したあらゆる取組」と定義し、各学校への導入を推進しています。経済産業省でも「『未来の教室』とEdTech研究会」が設置される(2018年)など、国をあげてEdTech(エドテック)が推進されている状況です。学校教育は文部科学省の所管ですが、教育産業を所管している経済産業省からは、違った視点での教育に関する提言です。

 文部科学省も経済産業省も、仕事の質が大きく変わると言われるAI時代に向けて未来の教育を変えていくという目的は同じです。文部科学省では、中央教育審議会初等中等教育分科会の特別部会で個別最適な学びと協働的な学びの一体化に向けた学校教育の在り方について議論しています。内閣府では、総合科学技術・イノベーション会議で「Society5.0に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」(2022年6月)をまとめていますし、経済産業省は、産業構造審議会教育イノベーション小委員会で「『未来の教室』ビジョン2.0」の作成に向けて取り組んでいます。組織文化の異なる複数の省庁が、多様な議論をしています。

 春日部高校でも、1、2年生全員に米国アップル社のタブレットiPadを購入してもらい、学習活動、特別活動、部活動などでいろいろな場面で活用をしており、5年前とは違った教育活動を行っています。教育(Education)× テクノロジー(Technology)を組み合わせたEdTech(エドテック)は、日常的な取組になっています。時代にあわせた教育や人材育成のあり方については、社会全体で考えていく必要があるでしょう。大切なのは、「課題を認識し、解決策を考え、実行する力」(課題発見解決能力)を養うことだと思います。