日誌

【校長ブログ】ウイズコロナで考えなければいけないこと~学校評議員会兼学校評価懇話会を開催~

 6月17日、春日部高校では、学校評議員会兼学校評価懇話会を開催しました。学校評議員会とは、平成14(2002)年から制度化され、現在ではコミュニティスクールを除く全ての県立学校に設置されています。校長は、学校評議員の意見等を学校運営に生かすことになっています。学校評価懇話会は、保護者・地域住民・学校評議員等の学校関係者から学校自己評価に対する評価をいただくことになってます。春日部高校では、大学教授、地元自治会長、PTA会長、生徒会長など多様の皆さんのご協力をいただいています。

 会議では、本校の教育活動を説明した後、様々な角度からの協議がありました。「国語読解力の重要性」「国立大学の優位性」「18歳成人への取組」「春高祭への取組」「進路実現への支援体制」など多岐にわたり、貴重なご意見をいただきました。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)が始まって3年目となりました。令和2(2020)年の文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会では、「意志ある未来か 成り行きの未来か」が議論されています。コロナ禍が落ち着いたときに、小中高の大多数の教員は「ようやく、今まで通りの授業ができる!」と喜び、今までの遅れを取り戻すためにも、今まで以上の詰込み一斉授業が展開されるのではないかとの危惧がありました。私はICT(情報通信技術)を活用した教育活動や主体的・対話的で深い学びは、各科目の学習内容ごとに効果的か、講義形式が効果的かを分析し、しっかりと定着していると思っています。ICTインフラ整備とタブレットなどのデバイス使用に終わらず、日本が積み上げてきた教育の強みを生かし、個別最適化学習など弱みを補完する必要不可欠なものとして、意志ある未来に向かっていると思います。