日誌

【78期2年化学基礎】実験器具に触れてみる

生徒が実験器具を触っています。

きっかけはこんな一言でした。

 

「大学の見学に行った際に廊下にリービッヒ冷却器が置いてありました。教科書でリービッヒ冷却器という器具が出てきましたが、実際に使用する場面はあるんですか?あまり実感がわきません」

ガラス器具であるリービッヒ冷却器は、蒸気を冷やして凝縮させる蒸留という操作で用いますが、授業時数の関係もあって実際に扱うことは少なくなっています。

実際に使用されるシーンを説明した後に実際に見てみようということで、実物を触ってもらいました。

生徒たちはガラス器具の精密さに驚いたようで、教科書やプリントを参考にしながら相談して装置を組み立てたり、それぞれの部位の役割を確認したりしていました。

 

ありふれた実験器具も、触ったことが無ければ実感がわきにくいという当たり前のことに気づかされました。

疑問に思ったことを投げかけてくれる春高生は、とてもありがたい存在です。