2025年1月の記事一覧
【校長ブログ】陸上部、囲碁部が健闘しました!
1月8日に壮行会をした陸上部と囲碁部が健闘してくれました。
陸上部は、都道府県対抗駅伝に陸上部の大江秀弥君(2年生)が、昨日の1月19日の天皇杯第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会に出場しました。広島市平和記念公園前発着の7区間、48キロで行われ、大江君は本校の修学旅行でお馴染みの広島県宮島口駅前を通過する4区5キロを走りました。大江君は、同じ区間内の記録順位は22位とのことでしたが、今回の走りでは区間12位の14分35秒と健闘した走りを見せ、埼玉は5位の入賞に尽力してくれました。
囲碁部は関東大会(茨城県水戸市)に出場しました。1月18日に団体戦、19日に個人戦が行われました。団体戦は主将横山蒼大君、副将小山稜太君、三将永井晶君で臨み、3勝1敗で3位となりました。個人戦は19路盤の部で横山君が4位、小山君が3位に入賞しました。団体戦は3月22日に大阪で行われる全校選抜大会に出場することになりました。
今後も引き続き、皆さんの思いが実現することを願っています。
頑張れ 春高生!
【校長ブログ】頑張れ!春高生! 共通テスト初日
今日、明日と大学入学共通テストです。
よく、受験は個人戦だが、受験勉強は団体戦といわれます。学校に来て周りを見れば、苦しいのは自分だけではないと、切磋琢磨しながら皆で準備してきました。いよいよ本領を発揮する時が来ました。
共通テスト後は、私立大学のテストが始まり、自宅研修となります。もう、仲間は周りにはいません。自分一人です。確かに、受験は厳しさや緊張感はあります。しかし、受検直前の厳しさや緊張感は、私は嫌いではありません。それは、現実の厳しさであり、決して理不尽な厳しさではないからです。乗り越えた先には、乗り越えた者だけに与えられる力や結果を得ることができるからです。
この厳しい受験終盤に求められるものは、皆さんの「強い意志」であり、「行動」だと思います。この厳しい時期だからこそ、自分の決意を、焦らず、慌てず、諦めず、強い意志と勇気を持って実現してください。時には心を静かに保つ時間、限界だと思ったときには深呼吸で、大地の元気を吸い込み、 不安を吐き出ながら一歩ずつ前に進んでください。
家族の方々も皆さんを応援しています。
担任の先生、学年の先生はもちろんですが、私たちは、いつでも皆さんを応援しています。
頑張れ! 春高生!
【校長ブログ】災害時、「自分の命は自分で守ること」学校保健委員会
本日、1月15日に学校保健委員会を開催しました。学校保健委員会を通じて、学校医、保護者、教職員、そして生徒とお互い意見交換しながら健康課題に関する活動を展開することが大切です。今回は防災についてです。特に地震については、最近1月13日夜に宮崎県日向灘で震度5弱の地震が発生し、南海トラフ巨大地震との関連が心配されました。また、昨年1月1日に能登半島地震が発生しており、防災意識の醸成が必要です。本校では、学校医の神田先生、遠藤先生をはじめ、PTA副会長3名の方々、教職員、生徒会長を含めた保健委員の生徒たちが参加し、防災についての意識の醸成を図りました。この後、日を改めて保健委員は、各クラスで今回の委員会の内容を伝えることになっています。
講師は、NPO法人 埼玉県防災士会理事 二崎 博美 氏に「『災害に備える』~今わたしたちができること~」と題し、講演いただきました。防災の基本は、災害時に「自分の命は自分で守ること」。その上で、家族や隣人を助けて協力し合うことが大切であると話されていました。この他様々な対処法をお話しいただきましたが、その中で特に共有しておく必要があると思ったことを紹介します。
① 離れ離れになったときのために、集合場所・避難場所を決めておくこと
② 災害用伝言サービスの活用
災害用伝言ダイヤル(171)声の伝言板
文字で伝える(Web171)インターネット上でのテキスト、音声、画像で登録確認
また、参加者から様々な意見や感想をいただきましたので紹介します。
・具体的な対処方法が学べてよかった。友人にしっかりと伝え実践していきたい。
・自治会で炊き出しなどの訓練をしたが、必ずしも全員の食料があるとは限らない。自分の命は自分で守ることを前提に準備をしていきたいと思った。
・外国で竜巻に出くわし、「自分は死ぬかと思った」経験がある。その時はとっさに体は動かない。そのため訓練は必要であると思っている。また、日本には防災の文化がある。それを受け継いでいってほしい。
・医師会でも年に1回トリアージの訓練をしている。その時に思うのが、医師会や自治会等の様々な団体で個別に訓練を行っているので情報の共有や横の連携が課題であると思っている。
二崎氏からは、災害は避けられないが、災害に備えることが被害を最小限に抑える「減災」につなげることができる、というお話がありました。今後、防災に関する知識や準備を自分事としてとらえ、減災に取り組んでいくことが大切であると改めて思いました。
【校長ブログ】令和6年度 第3学期始業式
本日、1月8日から令和6年度第3学期が始まりました。体育館で全校生徒が集まり、表彰式、壮行会、始業式を行いました。
私からは、始業式で校長式辞の概要を掲載しましたので御覧ください。
校長式辞
皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年の1月1日に発生した能登半島地震から1年が経ちました。被災地の一日も早い復興と、被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
さて、今日から3学期が始まりました。何事もなく、元気な皆さんに会えて本当にうれしく思います。昨年12月25日に、文部科学省は中央教育審議会に対し、次期学習指導要領改訂に向けて小中高等学校の教育課程についての在り方について諮問しました。内容は、生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方などが検討課題としています。
おそらく、これからの社会では、この生成AIを、ファクトチェックしながら使いこなしていかなければダメな時代になっていくかもしれません。今日はその背景についてお話をします。
私は、人工知能(AI)プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」のディレクターを務める新井紀子(あらい のりこ)先生の話を思い出しました。現在、先生は現在国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授であり著書も多数あります。
この「ロボットは東大には入れるのか」は、現在及び近未来のAI技術・ロボット技術が導入されることで、2030年の社会がどのように変化するかを科学的に明確化することを目的にしています。大学入試をベンチマークとすることで、人間が教育を通してのみ獲得できるスキルや専門能力について挑戦できるとして2021年に東大入試突破を目指し立ち上げたものです。
結果は、東大には合格できませんでした。しかし、MARCH・関関同立クラスの大学の70%で、合格可能性を80%以上達成したとのことです。ここで問題なのは、「AIは意味が理解できない。正しさは保証できない」にもかかわらず、受験生の上位にAIが入っていることです。
AIは、問題からキーワードをいくつか選択し、検索をかけ、組み合わせが高く出た結果をもとに解答しています。また、数学では、数学の公式や表現をすべてコンピューター用語に変換して計算します。つまり、AIは、問題文章は読めないし、解答が必ずしも正解とは限らないのです。
例えば、「山口とは友達だ。私は山口と岡山に行ったことがある」という日本語をAIである自動翻訳サービスにかけて英訳したところ、"Yamaguchi is a friend. I have been to Yamaguchi and Okayama."という英文になりました。「山口とは友達だ」と言っているのですから「山口と一緒に岡山に行った」、つまり"I have been to Okayama with Yamaguchi."でなければおかしいです。ところが自動翻訳サービスでは「山口」を地名だと判断してしまっています。AIは、まだこの程度の文脈も読み取れないことがあるわけです。
しかし、多くの学生たちが、AIと同じような間違いをしていることが明らかになったのです。このことは、「汎用的読解力」が不足しているということを意味しています 。汎用的読解力とは、分野を問わず、また自分にとって相性が合うか、合わないかとは無関係に、与えられた文章を基本的な構造に従って読み解く力のことを言います。
この結果に危機感を持った国は、今回の学習指導要領の改訂で知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方などが検討課題としたのです。共通テストで数学でも読解の部分が増えてきているのはその表れです。
今から汎用的読解力を高めたいと思うのであれば、様々な分野の本を、多読すること、そして速読するのではなく、一字一句、精緻に「正しく読む」ことです。また、自分の視野も広がり、効果的であると考えます。是非、チャレンジしてください。
さて、新年も始まり、皆さんはどんな目標を設定したでしょうか?
3年生は1月18日から共通テストが始まります。2学期の終業式でも話をしましたが、焦らず、慌てず、諦めず、強い意志と勇気を持って、そして、時には心を静かに、自分を信じて最後までやり切ってください。担任の先生、学年の先生はもちろんですが、私たちは、いつでも皆さんを応援しています。
1、2年生は、春高生としてのこれまでを振り返り、3学期や4月からの新年度につながるよう、2学期を振り返って自己評価をし、学習事項の総復習、部活動などでの新たな目標設定をしたでしょうか。
今一度、現在の生活を振り返ってほしい。自分自身を高めるためにも前向きな努力を続けてほしいと思います。
私からは以上です。
【校長ブログ】新年を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
能登半島地震から1年が経ちました。被災地の一日も早い復興と、被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
さて、昨年はコロナの影響もなく、授業や学校行事、そして部活動など、本来の学校活動をすることができました。生徒たちはそれぞれに伸び伸びと取り組み、大いに学校を盛り上げてくれました。また、第3期SSHでは、最先端の研究をしている大学や企業との連携、「SSH課題研究プログラム」による「春高Science Code」を活用した課題研究など、科学への興味関心や科学的思考による課題設定や解決能力の伸張に取り組みました。国際交流では、生徒によるメルボルン高校訪問をはじめ、ベルギー大使館の訪問、海外日本語教師の受け入れ等の交流に積極的に取り組み、異文化理解の促進につなげることができました。
今年はこれまでの取組に加え、文理融合型教育の実践としてSTEAM教育等の教科横断的な学習やCLIL(内容言語統合型学習)についても研究を進めて参ります。文理横断・文理融合教育の取組は、知識や情報を組み合わせて新たな価値を創出する人材、多様な他者と協働して社会における課題を発見・解決する人材を育成するという観点で重要と考えます。これは、昨年12月25日に中央教育審議会の諮問の中で、「生涯にわたって主体的に学び続け、自らの人生を舵取りする力を身に付けることの重要性」や「異なる価値観を持つ多様な他者と、当事者意識を持って対話を行い、問題を発見・解決できる、「持続可能な社会の創り手」を育てる必要性」にもつながると考えます。
春高は今年4月から127年目を迎えます。様々なことにチャレンジし、春高の魅力を高めていきたいと考えています。これからも目指す学校像である「校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダー育成に教職員一同サポートしてまいります。引き続き、皆様の御支援、御協力をお願いいたします。