日誌

2023年2月の記事一覧

【校長ブログ】これまでのがんばりは、必ず力になります~学力検査が終わりました~

 2月22日、春日部高校では、埼玉県公立高等学校入学者選抜の学力検査日で無事に終了しました。定時制の課程は、2月24日に面接があります。受検生(埼玉県では学力検査を受けるので、“受験生”ではなく“受検生”と言っています。)の皆さんは、本日まで、勉強だけでなく、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ対策など、本当に大変だったと思います。また、ご家族の皆さまは、誰よりも応援されてきたことと拝察いたします。

 入試業務は、事故がなくて当たり前ですが、担当する学校とすると、とても気を遣う業務です。大雪などの天候や、交通機関の遅延対策など、いろいろな危機管理の想定をして実施しています。そのような中で本日を迎え、受検生の皆さんに実力を発揮できる環境づくりができたことが良かったと思っています。

 コロナ禍の不安な気持ちの中で、一生懸命に取り組んできた受検生の皆さんに、改めてエールを送りたいと思います。これまでのがんばりは、必ず大きな力になります。今夜はゆっくりと過ごしてくださいね。

 

【科学ボランティア】関宿の子ども館でサイエンス教室を行ってきました

2月18日 千葉県野田市の関宿子ども館にて、園児・児童に向けてサイエンス教室を行いました。

生物科の中村教諭が講師として真空ポンプの授業「大同仮説実験授業 しゅぽしゅぽ」を行いました。

ボランティアとして、1年生の飯塚君、2年生の近藤君、JRC部2年生の正能君が参加しました。

春高生たちは園児・児童に分かりやすく伝えるため実験の補助や、おもちゃ作りにて丁寧に伝える様子が見られました。

【校長ブログ】さあ、次の扉をノックしよう~がんばれ受験生~ 

 埼玉県公立高校の出願・志願先変更が終わり、志願者数が確定しました。2月22日が学力検査です。大学受験では、私立大学入試がピークを迎え、国公立大学が2月25日から第2次試験(個別試験)前期日程、3月12日から第2次試験(個別試験)後期日程です。受験生の皆さん、入学試験は、人生において大きな試練の一つですが、最後の最後まで自分の力を信じましょう。

 私は、高校時代は山岳部に所属していました。1年生の夏合宿では標高3,180mの北アルプス槍ヶ岳の山頂を目指し、30キロの荷物をザックの中に入れ、登り道を一歩一歩登っていきました。一緒に登っている先輩や仲間に迷惑をかけないように、「あと少し、あと少し」と登ったことを覚えています。背負う荷物の重みは、全て肩に食い込みます。しかし、標高が高ければ高いほど、その山頂に立った時の達成感は今でも忘れません。

 私の好きな歌の一つにMr.Childrenの「終わりなき旅」(1998年リリース)があります。この曲は受験・就職の失敗など色々な挫折を経験した人が新しい一歩を踏み出すため、あるいはこれから大きなチャレンジをしようとする人が、その背中を押してもらうための定番の一曲といわれます。私の好きな部分の歌詞を紹介します

 

♪難しく考え出すと 結局全てが嫌になって

 そっとそっと 逃げ出したくなるけど

 高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいものな

 まだ限界だなんて認めちゃいないさ

♪閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて

 きっときっとって 君を動かしている

 いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう  

 もっと素晴らしいはずの自分を探して

♪胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように

 いつも今日だって僕らは動いている

 嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう

 もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

 

 これからの人生、いろいろな扉や壁に出会うと思います。これからも、もっと素晴らしい自分を探すための旅は続きます。次の扉をノックして、もっと大きなはずの自分に出会いましょう。

がんばれ春高生!がんばれ未来の春高生!

 

【英語・ICT活用】2年Reading授業 教科書の英文を原典と比べ読み

2年生コミュニケーション英語Ⅱの授業では3学期より、3年生の教科書を早期採用しています。様々なトピックの英文をたくさん読むことを中心に授業を展開しています。

これはSiteというGoogle Workplaceのアプリケーションで作成した授業用アーカイブのホームページです。

教科書の英文は原典に手が加わっているので、教科書の英文と原典の読み比べをしました。授業用アーカイブのホームページには、原典以外にパラフレーズバージョン、平易なバージョンも掲載しました。生徒たちは、自分で読みたいバージョンを選び教科書の英文と読み比べました。その後、分かったことをペアで共有しました。

「原典では~という表現だったよ」「平易バージョンはあっという間に終わってしまった」等、英文を見ながら話し合っていました。

複数の資料を準備する際、生徒がiPad上で見られるようにしておくと自分で選んで活用することができるので便利です。Google Classroomでの資料配信、Google Siteでホームページを作成しリンクしておく等の方法があります。

授業はいつでも公開しております。授業見学等ご希望等ございましたら本校教頭までご連絡ください。

 

【英語・ICT活用】授業の復習を小テストで

2年生SS英語表現Ⅱでは、英文法を中心に学びながら和文英訳やテーマ英作文を行っています。1単元終了した次の授業の冒頭で、前時扱った英文から3問出題される小テストを行っています。

前方スクリーンに問題が投影されています。生徒はその問題の解答をiPadのノートアプリやプリントに書いていきます。

 

投影されているのは以下のようなものです。

各自解答を作成した後、パートナーと見せ合います。

この話し合いで間違いに気づくこともあります。

解答はスクリーンに投影します。

口頭で確認するより時短できます。小テスト・解答のデータも配信するので各自復習もできます。

自分の解答、問題の解答、教科書を見比べて確認しています。

授業はいつでも公開しております。見学ご希望等ございましたら本校教頭までご連絡ください。

【校長ブログ】春高の魅力をご紹介~中学1・2年生向け学校説明会~ 

 2月4日、春日部高校では、中学1・2年生と保護者を対象とした学校説明会を視聴覚室で開催しました。今年度からの新たな企画です。オンラインで事前申込みをいただいた76組160人の中学生・保護者の皆様にご参加いただきました。私が高校受験の頃は、学校説明会などはなく、模擬試験の学力と受験雑誌の難易度での学校選びだったように記憶しています。中学生の早い段階に、本人と保護者の方に春日部高校へご来校いただき、学校の雰囲気を体感してもらうことは、とても大切なことだと思っています。

 学校説明会では、①2030年代をどのように生きるか ②気になる春日部高校の取組は… ③あえて男子校という選択 という3つのテーマでお話ししました。冒頭に、「生徒の思いが結実!春高祭一般公開へ」という4分間の映像。春日部高校生徒会が、県教育委員会へ感染防止対策を講じて文化祭の一般公開を要望して実現した春高祭の映像です。

要望をするために生徒諸君がいかに成長したのかをお話ししました。民法改正により高校在学中の18歳で成人です。高校生の真剣な取組に中学生諸君は中学と高校の違いを実感してくれたと思います。参加者の声を紹介します。

・「今年度の春高祭一般公開の件でも説明いただいたとおり、自主性を重んじられて素晴らしいと感じました」

・「学校説明会の後、施設・授業見学もさせていただき、大変貴重な時間でした。校内ですれ違う生徒さんから『こんにちは』と挨拶があり、とてもうれしかったです。息子は『もっとガチガチに厳しいところだと思っていたけれど、そんなことなくてビックリした』と言っていました。次回は春高祭に是非行きたいです」

・「初めて高校見学をさせていただき、息子も私も大変参考になりました。校長先生のお話にあった”復元力”は、社会を生き抜くために大切な要素の一つだと感じました。高校生活だけでなく、先を見据えた教育、大変参考になりました」

・「専用自習室と図書館が平日20時まで、さらに図書館は土日も開館していて自学自習ができる環境が整っていると実感しました」

・「共学と比べてどうなのか、男子校の魅力が子供にはあまり響かなかったです。進学実績の比較などを入れても良かったのではないかと思いました」

・「学校行事の様子や実際の生徒の声をもっと聞ければ、子供の『入学後の楽しさ、充実感』がイメージしやすかったなと感じました」

 初めて開催した中学1・2年生向けの学校説明会。ご参加いただいた皆様の声を参考に、さらにわかりやすい学校説明会にしてまいります。

【1学年】レクレーション ドッジボール大会

1学年は年末に中止となった球技大会の代替として、ドッチボール大会が行われました。

結果、優勝は1-6が果たし大会は大いに盛り上がりました!

また、最後には学年主任の小泉先生から

「勉強だけでは、机に座っているだけでは得られないものがある」

「メリハリが大事。勉強するときは勉強、楽しむときは元気に楽しむ」といった内容の言葉をいただきました。

 

頑張れ春高生!

【英語・ICT活用】記述力アップ!英文を読んで日本語要約作成

国公立大学入試では多くの大学で記述力が求められます。東大を始めとする難関大学では、英文を制限された字数で日本語で要約する出題があります。

2年生コミュニケーション英語Ⅱにおいて、読んだ教科書の英文を日本語要約する課題に挑戦しました!

要約作成前のプラニングの様子

前時の授業で、段落メモが出来上がっているので、各自の段落メモ(iPad上で確認できるアプリケーションJamboardにあります)・教科書の英文を見比べながら、要約に必要な要素をメモしていきます。

各自メモができあがったら、パートナーと見せ合いました。「これって必要じゃない?」「これは具体例だからさ…」「なるほど」

生徒のメモの例です。矢印など使って筋を表せています。

続いて、メモを頼りにまずは多めの字数(200字)で要約作成をしてみました。集中してすらすら書いていました。

完成後、パートナーと読み比べました。

その後、さらに字数を制限して要約(清書)しました。この過程に難しさを感じる生徒が多かったです。「つまり、何を言っているか」という視点で挑み、各自の語彙力を始めとする母語の力も必要となってきます。苦しい作業です。でもいい加減に終わらせてほしくないと伝えました。

授業は時間切れとなりましたが、休み時間まで集中して継続する生徒が多数いました。

真剣に向き合った成果物です!

要約に初めて取り組んた生徒たちの感想です。

・必要な情報がどこかを見極め、150字以内に収めるのが難しいと感じた。英文を訳した日本語だと要約もさらに難しい。

・具体例を用いないようにすると内容や名称の一般化が大事だと思った。どの内容に重きがあるか考える事でうまく要約できると思った。

・多めの字数で要約しても字数ギリギリになったので、清書のとき削るのが大変だった。

・英文をしっかり理解していないと要約できないことが分かった。

今後も要約練習を取り入れていき、記述力アップを図りたいと思います。

授業はいつでも公開しております。授業見学ご希望等ございましたら本校教頭までご連絡ください。