日誌

2023年3月の記事一覧

【校長ブログ】自由と規律~令和4年度修了式~

 3月24日、春日部高校では修了式がありました。春高生への期待を込めて、激励のメッセージを送りました。修了式の校長講話を紹介します。

 

 一昨日の3月22日、6年ぶりに開催された野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、栗山英樹監督率いる「侍ジャパン」が、決勝で前回王者のアメリカを3-2で破り、3大会ぶりの王座奪還を果たしました。スポーツは、見るものを興奮させます。しかし、春高生諸君は、活躍する者は、目に見えない努力をしていることを気付いていると思います。

 春日部高等学校は、校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダーを育てることを目指しています。1年生諸君。いよいよ先輩になります。後輩たちの良き目標になる先輩になって欲しい。中だるみをしない高校2年生は全国に多数います。学習をしっかりやった上で部活動や学校行事など人間力を高める活動に積極的に取り組んで欲しい。自習室は午前7時からオープンし、午後8時まで図書館は開館しています。2年生諸君。3年ゼロ学期が終わろうとしている。臨戦態勢はとれているか?大学入学共通テストまであと294日。現役で第一志望校に合格できるよう、全力で勉強に取り組んでほしい。クラスや部活動の仲間たちと励まし合って頑張ってほしい。

 大学入試は、全国の凄い高校生がライバルです。私が受験した40年前も、現役生は、学年プラス1時間の学習時間の確保が必要だと言われてきました。春高生諸君、1日、2時間、3時間の家庭学習をしていますか?北は北海道、南は九州・沖縄の全国のライバルたちは、工夫しながら時間を捻出している。高校に通学するために寮に入っている者もたくさんいます。文武両道。文あっての武です。春日部高校の中で一喜一憂するのではなく、全国のライバルたちを想像し、埼玉県ではなく、もっと大きな世界をイメージしなさい。

 

怠ける者は不満を言うが、努力するものは目標を語る

受験は個人戦。だが、受験勉強は団体戦。

一人ひとりの心が強くなり、チームの絆が深まったとき、

サクラ咲く日はやってくる

 

 春高生諸君に、1冊の本を紹介します。1949年に岩波新書で刊行された 池田 潔 さんの『自由と規律』(岩波新書 1949年)です。いわゆる百刷り本の一冊で、今日では113回も印刷された古典的名著です。私は高校生の時に読みました。英国の1920年代のパブリックスクールやスポーツマンシップについて紹介しています。

 SNS上では、「春日部高校は、体育学校だ」といわれています。旧制中学校のながれをくむ浦和高校、熊谷高校、川越高校などの男子校に共通したものでしょう。しかし、これは運動能力を求めているものではありません。共同体にあっては、“全体の利益”のために“自分”をがまんし、「勝って奢らず、負けて悪びれず」、相手を重んじ、いやしくも卑怯な方法で得た不利益な立場によって勝敗を争うことはしない。“正々堂々”と行動するというスポーツマンシップを習得することが大事であること、それが「自由」の前提である「規律」を身に付ける英国の方法であるということを、池田潔さんの本で学ぶことができます。

 春高生には、どのような時であっても、「負けて悪びれない」態度を身に付けてほしい。負けることは悔しいことだが、それ以上に互いに全力を尽くしたことを認め、励まし合えるようになってもらいたい。そのような爽やかな気持ちや態度が、日々の授業や部活動、学校行事でも発揮され、お互いに成長し合える春日部高校を願っています。

 

春高生の皆さん

元気に挨拶していますか。

他人に優しくしていますか。

夢を諦めていませんか。

志 高く。

令和4年度 修了式

令和4年度の修了式が行われました。

修了式に合わせ、報告会及び表彰式も行われました。

【報告会】

 

エンパワーメントプログラム報告会

年末に行われたプログラムであり、日本に留学している学生を講師に多彩なグループ・プロジェクトやディスカッションなど行い、新しい価値観・異文化への理解力を深め、グローバル感覚を培い、英語力の必要性に気付かせるものです。

参加した2年生と1年生の合計3名の生徒が報告を行いました。

グローバルリーダー育成塾報告会

参加した1年生の森翔太君が報告を行いました。

詳しくはコチラ

 

【表彰】

書道部 書の甲子園 秀作賞 村山祐貴

吹奏楽部

さいたまアンサンブルフェスタ 高校生の部 金賞

清水 雅寿、大滝 蒼一郎、銭場 大輝、早川 理生

さいたまアンサンブルフェスタ 高校生の部 さいたま市長賞

 

【修了式】

 校長式辞では、上原校長より、「WBCから見る文武両道について」「在校生には良い先輩になってほしい」というお話や、池田潔著「自由と規律」という本の紹介をしていただきました。

 生徒指導講話では、ラグビーの元日本代表選手の福岡選手の本「自分を信じる力」の一節を紹介し、「感じるものがあってほしい」「最後は自分を信じて春高生活を頑張ってほしい」というお話をいただきました。

 本日で春高生活の1年間は終了です。

 令和5年度は4月7日からスタートです。

新年度も頑張れ春高生!

【グローバルリーダー育成研修報告会】

埼玉県教育委員会主催のグローバルリーダー育成研修に参加した森翔太君が本日修了式前に、全校生徒の前で成果を報告しました。

研修で学んだたくさんのことの中から、仲間である春高生に伝えたいことを中心に報告しました。

聴衆を見ながら堂々と発表する森君

 

最後に『チャンスが多い場所に自分の身を置くべき』と言葉を残してくれました。スライドも話も端的ですばらしいプレゼンでした。来年度も多くの春高生が参加してくれることを期待します!

 

【2年生】令和4年度 最後のLHR

修了式を終え、2学年最後のLHRが行われました。

 

 

 

 

 

 

 

  

        

 

通知表が渡され、一年間を振り返り、自分の成長を確かめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

担任より次年度に向け、暖かい言葉をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

76期生学年通信より抜粋

嫌いなものに向き合う「強さ」を

自分にとって嫌なこと、苦手なこと、辛いことから逃げないこと。逃げても踏みとどまること。諦めないこと。そこに向き合う強さが、ひとまわりも、ふたまわりもあなたを成長させ、あなたの人生を豊かにしていきます。さあ76期生、全員で進んでいきましょう。

 

頑張れ76期生!

【2年生】合格体験を聴く会

本日、音楽ホールにて先週卒業した3年生を招き、「合格体験を聴く会」を行いました。                              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 75期生の先輩方には、志望大学・学部の決定時期、併願校の決め方、お勧めの学習法や参考書など様々な質問に答えていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に「受験とは何か」

部活動との両立は大変であったが、受験後は勉強も部活動も頑張れたことが自信につながった。

受験は自分にとって「壁」であった。乗り越えたときには、成長した自分を実感できた。苦しい時を支えてくれたのは周囲の友人や部活の後輩であった。仲間と一緒に頑張ってほしい。

模試ではD判定であったが、野球と同じ「9回裏」まで諦めずに頑張ってほしい。

受験はメンタルとの戦いだった。気が沈むのは自分が頑張っているから。その頑張っている自分を「かっこいい」と思ってほしい。

など、受験後の心境の中には後輩を励ます言葉も多く含まれていました。先輩方の誠実な言葉に、76期生もメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

先輩の体験を自分の受験勉強、志望校合格への糧として活かしていきましょう。

頑張れ76期生!

学期末、避難訓練

3月22日、春日部高校では避難訓練が行われました。

今回の避難訓練は地震を想定したものであり、緊急地震速報から、身の安全を守ること、避難経路の確認、解放広場への集合を行いました。

集合後には、上原校長から、「正常性バイアス」「自分には関係ないと思っていることこそ、万に一つが生じる」「想像する力をしっかりと持ってほしい」という話をいただきました。

 

東日本大震災から12年、今の春高生たちにとっては4‐5歳のころの震災です。日頃より防災の意識を持っていただきたいと思います。

【2年生】レクレーション サッカー大会

2年生は年末に中止となった球技大会の代替として、サッカー大会を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

1試合の中でクラス全員が参加できるよう、途中交代しながら試合は進められました。6月の文化祭で作成したクラスTシャツを着用しながらの応援は大変盛り上がり、クラスの団結力を感じました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白熱した接戦が続きましたが、2年4組が優勝しました。

学年主任の木村先生より記念品をいただき、笑顔の中、レクレーションは終了しました。

頑張れ76期生!

【77回生・1年生】学年集会

期末テストの返却も終了し、1学年の学年集会が行われました。

学年主任、小泉先生より、学年当初の信念や学校生活を充実するために仲間を大切にすること、挨拶をすることなどお話がありました。

進路指導部の瀬川先生からは、模試の結果の評価やデータの使い方、大学の志望校への意識を高く持つことのお話がありました。

生徒指導部の柳田先生からは、安心安全の学校生活に向けて自己管理を行うことや教員から生徒の幸せを願う思い、SNSの取り扱いについてお話がありました。

最後には国語科から、今年度の現代文・古典の小テストにおける最優秀生徒の表彰が行われました。関根君・前田君、おめでとうございます!

1年生もいよいよ終了です。

【音楽部】ララステに出演しました

 3月19日(日)、春日部高校音楽部はララガーデン春日部にて演奏を行いました。

 

 

 ララステは春日部市内の中学校・高校の音楽系部活によるステージです。本校音楽部は2年生2名、1年生6名の計8名で出演しました。

 今回の演奏曲は「ディズニーメドレー」、多田武彦による組曲「雨」より「雨の日に見る」、男声合唱の定番曲である宮城県民謡「斎太郎節」・黒人霊歌「Ride the Chariot」・「いざたて戦人よ」の計5曲です。

 演奏前は慣れない舞台上で緊張した面持ちの部員たちでしたが、いざ演奏が始まると、男声合唱らしい力強くのびのびとした声で歌い上げることができました。

 音楽部は部員を鋭意募集中です。新入生の皆さま、4月になったらぜひ見学にいらしてくださいね。部員一同、楽しみにお待ちしております!

【78回生】入学許可候補者説明会

4月から春日部高校へ入学する未来の春高生に対して、入学許可候補者説明会が行われました。

入学許可候補者説明会では、梶尾教頭先生から未来の春高生に向けてのメッセージや、SSH、国数英の各教科からの説明、進路や学校生活についての説明がありました。

また、部活動の紹介として、各部が用意したチラシが配布されました。

4月まであと少し。頑張れ!未来の春高生!

【校長ブログ】バトンを後輩へつなげる~春日部高校卒業式における答辞~ 

 3月17日、春日部高校では、入学許可候補者359名とその保護者の皆様が、入学許可候補者説明会のために来校されました。入学許可候補者は各教室で、保護者の皆様は音楽ホールで、入学式までの準備や春日部高校の教育方針などの説明を受けました。新入生一人ひとりの知・徳・体が伸張するように、学校としてしっかりと取り組みます。

 3月15日の春日部高校卒業式では、在校生代表の送辞を受け、卒業生代表から答辞がありました。答辞の紹介はあまりないと思いますが、コロナ禍で3年間苦労した卒業生諸君です。私も答辞を聞いていて、心を揺さぶられました。後輩たちへの熱い思いも語られています。入学許可候補者の皆さんもご一読ください。コロナ禍を過ごした卒業生のメッセージを紹介します。

 

 厳しい冬の寒さもようやく遠のき、温かい春の日差しが心地良い季節となりました。本日は私たちのために、このような素晴らしい卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、校長先生をはじめ、御来賓の方々からお祝いや激励のお言葉をいただき、心から感謝しております。今まさに旅立ちの時が来たことを強く感じつつ、卒業生を代表して御礼申し上げます。

 3年前の合格発表日に、自分の受験番号を見つけた時の喜びは、今でも鮮明に覚えています。それと同時に「女性と過ごす残り僅かな日々を全力で謳歌しよう」という気持ちと「春日部高校では、主要五教科だけでなく、情報、芸術、家庭、保健体育、SSHなど幅広い学問を学べるんだぞ」という期待感に満ち溢れていました。

 しかし、そんな淡い希望は、新型コロナウイルスの蔓延により、瞬く間に崩れ去っていきました。今まで経験したころのない行動制限がかけられ、春高への登校は2カ月もの間、叶わないものとなってしまいました。その間、増えていったものといえば、春高から郵送され、取り組まずに放置していた大量の課題と体重計のメモリばかりでした。その後、登校が可能になったとはいえ、分散登校であり、マスクを着用してお互いの顔を知らない春高生活が始まりました。75期生の春高生活の開始は順調とは言えないものでした。

 しかし、個性的な春高生と過ごす中で、徐々に春高生活は充実したものへと変わっていきました。授業中、眠らないために立ったにもかかわらず、立ったまま寝る者。真冬でも半袖短パンで走り続け、集団走後には尋常でないほど肌が赤くなっている者。なぜか毎週月曜日だけは普段より1時間以上早く登校し、目にも止まらぬ速さで数学の課題を解く同志たち。部活動においては、大会の中止など様々な制限がかかる中で、全力で取り組む仲間たちの姿を見て、私たちは互いに成長していきました。そんな仲間たちと過ごす日々は、あっという間に過ぎてしまいましたが、春高での3年間は人生の中で、最も熱く最も激しい3年間でした。

 1年生の時は、例年通りの行事を満足に行うことはできませんでした。そんな中で、3学期末に行われた学年行事は、春高生であることの実感をもたらしてくれました。クラスごとにドッジボールやリレーで競い、様々な衣装を身にまとった男たちが、今までの鬱憤を晴らすかの如く、学年全員で校庭を練り歩きました。

 3年生の時の春高祭では、一般公開の中止が発表され、春高全体が悲しみに沈みました。しかし、生徒会の方々を中心に春高生が心を一つに署名活動に参加し、一般公開の実施のため尽力しました。遂に実施が可能になった時の喜びは、一生忘れません。大勢のお客さんに来場していただき、活気にあふれた春高を見て、「春高に入学して良かった」と改めて感じました。

 このような素晴らしい春高生活を送ることができたのは、日頃から生徒の自主性を重んじて指導していただき、コロナ禍でも行事を実施するために尽力してくださった先生方のおかげです。サッカーと息子たちをこよなく愛し、SNS上でも春高生に大人気の生物科教諭、十八番のネタを使い回しすぎたあまり、助詞というだけでシーコールを喰らってしまう国語科教諭、普段は緊張感のある授業を展開しながらも、時折笑いをとるためにノートに面白い話を書き留めているお茶目な面がある日本史教諭。そして、世界一素敵で仕草が可愛らしい男子校である春高に希望をもたらした学年主任の数学教諭。他にも多くの先生方に普段の学校生活や、受験期には講習や添削指導などでお世話になりました。3年間、私たちを支えてくださり、ありがとうございました。

 在校生の皆さん、春高には何事にも全力で取り組める環境、そしてお互いに切磋琢磨できる仲間たちがいます。この目まぐるしく変化する社会の中では、学校生活でも多くの困難にぶつかることもあるかもしれません。しかし、春高生は移り変わる時代に対応する力を持っています。是非古き良き伝統を継承するとともに、皆さんの手で新たな伝統を創り上げ、より魅力のあふれる春日部高校にしていってください。在校生の皆さんの今後の活躍を、卒業生一同心から期待しています。

 保護者の皆様、本日までの18年間を当たり前のように過ごすことができたのは、皆様のおかげです。毎日お弁当を作ってくれたり、大運動会が近づくと、砂まみれになった体育着を洗ってもらったりしました。まだまだ未熟な私たちですが、これから少しずつ恩返しができるように、日々精進してまいります。普段は恥ずかしく、面と向かって感謝の気持ちを述べることができないので、この場をお借りて伝えさせていただきます。本当にありがとうございました。

 そして卒業生の皆さん、これから進む道は一人一人異なりますが、春高で過ごした日々は、皆さんの心の中に刻まれていることでしょう。春高で学んだことを、今後の人生で活かし、いつか再開した時には笑顔で思い出を語り合えるように、それぞれの道を歩んでいきましょう。

 最後になりましたが、今までご指導してくださいました諸先生方、私たちを支え、大切に育ててくださった保護者の皆様、並びに本日お忙しい中、御臨席を賜りました御来賓の皆様に心から感謝の意を表しまして、お礼の言葉といたします。

 

【校長ブログ】0から1をつくる大切さ~春日部高校卒業証書授与式~ 

 春日部高校では、3月15日、第75回卒業証書授与式を行いました。卒業した75期生は、新型コロナウイルス感染症の大きな制約を受け続け、0から1をつくること、常にそれを求められた3年間でした。卒業生、保護者の皆様、学年団の先生方の今日までの奮闘に敬意を表します。

 閉式後には、保護者の皆様から学年団の先生方をはじめ、校長の私にまで花束をいただきました。御礼申し上げます。75期生諸君の今後の活躍を祈念しております。以下に本日の式辞を掲載します。

 

 厳しかった冬の寒さもやわらぎ、春の訪れが感じられます。この春の佳き日に、潜在能力、将来性などの高いポテンシャルを持っている358名の75期春高生諸君が、この八木崎の学び舎から旅立つことを、大変うれしく思います。

 御来賓の皆様のご臨席、多くの保護者の皆様のご列席を賜り、私たち教職員とともに卒業生の門出を祝していただけますこと、心より感謝申し上げます。

 ただ今、卒業証書を授与いたしました358名の75期生諸君、卒業誠におめでとうございます。また、保護者の皆様、ご子息のご卒業、心からお祝い申し上げます。コロナ禍における3年間は、従来とは異なる様々なご苦労、ご心配があったことと拝察いたします。ご子息は、本校での3年間を通してたくましく、立派に成長されました。ご子息を支え、育まれてきたことに対し、敬意を表しますとともに、これまで本校の教育活動にご理解、ご協力をいただきましたことに、心より御礼申し上げます。

 75期生諸君。3年前に春日部高等学校の狭き門を突破し、それぞれの夢や希望を抱き、入学されてきたことと思います。しかし、緊急事態宣言下、4月8日に新入生だけの入学式。その後2カ月の休校が続き、例年の1年生とは比較にならないほどの多難に満ちた学年でした。この3年間、コロナ禍にありました。新型コロナウイルス感染症の影響を色濃く受け、3年間マスクを外せませんでした。先輩たちがあたりまえに経験してきた学校行事も多くの制約を受けました。寂しさや悔しさをたくさん味わってきた高校時代だったと思います。そのような中、5月8日からは感染症法上の位置づけが変更され、名称変更も検討されることになりました。しかし、世界がコロナ禍前の時代に戻ることはありません。これからのアフターコロナの時代は、皆さんが創る新たな世界が始まります。

 春日部高等学校は、校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダーを育てることを目指しています。75期生諸君は、1年生の春高祭は中止となり、2年生の春高祭は生徒だけの開催となりました。昨年4月、埼玉県教育委員会は「文化祭は一般公開しない」という方針を出しました。生徒会、文化祭実行委員会の執行部諸君は、春高ファンのために春高祭を一般公開したいという思いから、有志でインターネットで署名を集めつつ、校長へ訴えに来ました。校長室で生徒会、文化祭実行委員会の諸君と夜遅くまで議論したのを思い出します。

 その時に私が話したのは「正々堂々」。目的達成のためには手段を選ばないという不択手段ではなく、将来、社会のリーダーとなる春高生諸君にとても大切な姿勢だと思っています。

 生徒会、文化祭実行委員会執行部の諸君は、私の意を理解して、文化祭一般公開における課題や全国の高校文化祭の一般公開状況をしっかりと分析し、その対応策を提示するという「課題発見解決力」を発揮し、県教育委員会へ正々堂々と要望することができました。その結果、県教育委員会では要望を受け、一般公開容認へ方針を変えました。

 春高祭での生徒諸君の取組に対し、私は校歌の「細き流れを集めきて 木を裂き岩をうがきつつ」の一節を思いました。私が1学期始業式で話した「焦らず、慌てず、諦めず、制約があることに『負けてたまるか』と強い気持ちを持つ」ことを体現してくれました。春高魂がしっかりと継承されていることを実感しました。

 75期生諸君。本日、春日部高等学校から、それぞれの夢と希望を持って、新たな道へ歩み出していきます。諸君が歩み出す今日の社会は、ロシアによるウクライナ侵攻など混沌とした国際情勢、不安定な経済状況、ウイズコロナ、アフターコロナの変化する社会状況など、課題が山積しています。

 「新型コロナは未来を十年早く連れてきた」と言われています。コロナ禍の前から速かった時代の変化は、ますます速くなっています。また、社会の変化とともに、科学の進歩にも目覚ましいものがあります。その結果、皆さんが学んだ知識も急速に古びていきます。急速に変化する社会で長く活躍し続けるためには、知識を折々に学び直し、また考える力を常に磨き続ける必要があります。このような時だからこそ、一人一人の「リーダーシップ」がとても大切です。

 そこで、諸君に大正時代、昭和前期を代表する政治家 齊藤 隆夫(1870〜1949)の言葉を贈ります。兵庫県出身の齊藤隆夫は、苦学して早稲田大学を卒業後、弁護士試験に合格し、米国のイェール大学法科大学院に留学します。帰国後、三十年余り衆議院議員として活躍し、卓越した演説力で、1930年代の軍部の政治介入、軍部におもねる政治家を徹底的に批判した気骨ある政治家です。

 一本の蝋燭たれ

  この言葉は、「蝋燭は身を減らして人を照らす」という古い諺からきているようです。蝋燭は、蝋燭自身を燃やして周りを明るくします。自己満足で終わるのではなく、人のために尽くしなさいという意味です。

 齊藤隆夫は、1940年2月、衆議院で軍部と政府が進める日中戦争を激しく批判する演説を行いました。日本史教科書にも書かれている「反軍演説」と呼ばれるものです。その直後、国家国民の将来を考えず、軍部の圧力に迎合した圧倒的多数の衆議院議員の投票により衆議院議員を除名されます。日本は、議会政治も完全に形骸化し、日米開戦という破滅への道を突き進んでいきました。

 75期生諸君。ウイズコロナ、アフターコロナの時代は、過去の成功例が通用せず、「正解」がない時代です。「正解」は一つではないでしょう。皆さんの今までの勉強の多くは、一つの答えのある問題を解くことでした。しかし、これからは、何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く諸君は、この「解」のない課題に立ち向かう気概を持ち続けましょう。

 本日の卒業式において、諸君の飛躍を祈念し、この会場に集います全員で、校歌を力強く歌い、諸君を送り出したいと思います。校歌は、旧制中学校時代から春高生の間で百年に亘って歌い継がれてきました。春高生の魂のふるさととも言うべき不朽の校歌を切磋琢磨した仲間と斉唱し、本校の卒業生として、地域社会と国際社会の豊かな発展のため、生涯にわたり挑戦する決意を新たにしていただきたいと思います。

  75期生諸君の健闘を称え、ますますの活躍を期待するとともに、前途に幸多きことを心からお祈り申し上げ式辞といたします。

 

【75期】 卒業式予行 パート②

埼玉県高等学校文化連盟賞 

「在学中、文化部に所属し、優れた活動を行った生徒を表彰」

 髙橋 佳太

文武両道の「文」を際立たせてくれましたね!

竹村同窓会事務局長より 同窓会入会説明および記念品について

・これからは横の繋がりだけでなく、卒業生として縦の繋がりを意識してもらいたい。

・ホームカミングデーで会えるように、しっかりと連絡を行うこと。

 

最後に学年主任 老川先生より

「今日までこれたこと、そして明日を迎えられることは、これまで保護者の皆様、並びに教職員、PTAの皆様、同窓会、先輩、後輩に支えられていることに感謝を忘れないように。」

最後は涙ぐみながら

「75期が大好きです! だからこそ幸せになってください!」

というメッセージを頂きました。

 

いよいよが明日で最後ですね。

まずは遅刻せず、元気な姿で会えることを楽しみしています!

【75期】 卒業式予行 パート①

本日は、75期 卒業式予行の裏側を特別に少しお見せします! 

入場練習をし、その後は各種表彰を行いました。

3ヵ年皆勤賞表彰

3年間 休まず、遅刻もせずよく頑張りました!

 

児童生徒表彰 「在学中、学業が優秀であった生徒を表彰」

 菅沼 文康君

他の多くの生徒から常に一目置かれていましたね!

それを3年間継続できたことも誇りに思ってほしいですね。

 

体育優良生徒表彰 

「在学中、スポーツ、体育の分野で優秀であった生徒を表彰」

 植木 丈琉君   先﨑 匠君

全国大会等に出場した生徒もいました!春高の部活を盛り上げてくれてありがとう!

 

【校長ブログ】クラリネットの寄贈を受けました~思い出の春日部高校へ~

 春日部高校は、電気炉メーカーである株式会社エイチアイジー(代表取締役 芳賀 平)様による「埼玉りそな寄贈型CSR 私募債」の発行を通じて、株式会社埼玉りそな銀行(代表取締役社長 福岡 聡)様からクラリネットの寄贈を受けました。芳賀代表取締役のお孫さんが、春日部高校で充実した3年間を過ごせたことから、所属していた吹奏楽部へサポートいただくことになりました。

 校長として、今回の御厚意に感謝申し上げます。本校吹奏楽部で、末永く活用させていただきます。

 

 埼玉りそな銀行は、事業者の方が事業資金の調達により地域社会への貢献が実現できる商品として「埼玉りそな寄贈型CSR 私募債」を取り扱っています。私募債を発行される事業者の方から受け取る手数料の一部で、埼玉りそな銀行が次世代の育成に役立つ寄贈品を学校等に贈呈し、地域社会に貢献したいという事業者のニーズをサポートするものです。今回、「埼玉りそな寄贈型CSR 私募債」を発行した株式会社エイチアイジー(本社 埼玉県春日部市南栄町)のご意向により、埼玉りそな銀行からクラリネットを春日部高校に寄贈していただきました。

 

【校長ブログ】津波てんでんこ~奇跡の陸前高田市立気仙小学校~

 今日は、平成23(2011)年3月11日14時46分に東日本大震災が発生してから12年がたちます。当時、私は県立高校の教頭をしていて、鉄道が不通になったため自宅に帰れなくなった生徒307名と、東京方面から徒歩で帰宅を目指す帰宅困難者の方160名を学校に宿泊してもらい、徹夜で対応してことを思い出します。避難者の最後の一人が学校から帰宅したのは、翌日3月12日の13時30分でした。

 私は、東日本大震災を岩手県陸前高田市で体験された 菅野 祥一郎 先生の講演を聞いたことがあります。菅野先生は、長年、岩手県で小学校の先生をされ、平成23(2011)年3月、岩手県陸前高田市立気仙小学校の校長先生で退職されました。ちょうど、在職中の最後の月が、平成23年3月11日の東日本大震災に遭遇されています。「3.11に何が起こったのか」というテーマでお話をいただきました。

 陸前高田市には奇跡の一本松があります。陸前高田市立気仙小学校は、当時92人の全校児童全員が無事に避難できたそうです。”奇跡なのか…”ということから話が始りました。当日、菅野先生は校外にいたそうですが、地震に遭遇し、まずは学校へ戻らなければと自動車を走らせたそうです。しかし、学校に向かう橋の入口で消防団の方(PTA副会長)が非常災害のための通行止めをしていたそうです。普段なら5分で学校に戻れるところを、30分もかかってしまいました。学校には、児童92名の他、教職員、地域の方も校庭に避難していました。菅野先生は自動車を運転していたので、津波が来ることをラジオで把握しており、学校に到着後、直ちに全員裏山に避難することを指示しました。裏山に避難直後、学校を大津波が襲い、校舎も体育館も失われたそうです。

 間一髪だったそうです。生死を分けたのは、何よりも早い判断、率先避難だったとお話しされました。平時に作成するマニュアルに縛られ過ぎると、有事の際には的確な判断ができなくなってしまいます。「津波てんでんこ」の判断が大切だということです。気仙小学校の奇跡は、決断と判断をできる人がいて、指示を教職員と地域の方が速やかに従ったことだと実感しました。便利さに頼ろうとする社会は災害に弱い。気づき、考え、行動すること大切さが大切だということ、命の大切さを訴えられました。

 菅野先生は、教育者として、成長の礎は、素直な心、豊かな心が必要であり、「フォンより本だ」と訴えられました。スマートフォンよりも本をしっかりと読むことも強調されていました。

 

2023大学入試速報(3月14日現在)

難関国公立大学合格39名(前期のみ)

 国公立大学合格 120名(前期のみ)

東京大4名、京都大3名、北海道大4名、東北大15名、東京工業大1名、一橋大3名、名古屋大2名、大阪大2名、神戸大2名、九州大1名、

国公立大医学部医学科2名 

旭川医大1名、三重大1名

大学合格者数速報 →こちら 

【校長ブログ】先生も生徒も真剣勝負~学年末考査が始まりました~

 春日部高校では、3月8日から学年末考査が始まりました。1、2年生の教室では、生徒が答案と格闘していました。学年末考査は13日まで続きます。がんばれ、春高生 

 春日部高校の定期考査は、全ての教科科目で学年共通テストです。各教科で、卒業までに身につけさせたい学力から逆算して、時期ごとに獲得させるべき学力を目標に設定し、その達成度を測れる定期考査問題を作成しています。学校の先生は、授業改善には熱心ですが、定期考査となると旧態依然とした暗記型ばかり…では、真の学力を測定することはできません。考査問題を変える工夫と努力は、授業改善にも同等以上のエネルギーを投じることで、より大きな実を結ぶと思います。

 答案返却の際、間違え直しや解き直しを指示することも少なくないと思います。出来なかったところの復習を通じて埋めて知識・理解の補完を図るだけでは、他の部分に不足が残ります。解法も示されたものを覚えるだけなら「知識」に過ぎません。「事前のテスト勉強で身につけておくべきだったもの」が身についていなかった原因を見つけ出し、その解消を図ることが大切です。

【校長ブログ】習慣となった努力は人生の財産です~埼玉県公立高校入試合格者発表~

 春日部高校内の桜はまだまだつぼみですが、梅は満開です。3月3日、高校入試合格発表を行いました。当日受検生(埼玉県では学力検査を受けるので、“受験生”ではなく“受検生”と言っています。)464名に対して合格者は360名で実質倍率は1.29倍になりました。今年度、春日部高校では県立高校で唯一オンライン出願とウェブでの個別発表を行いました。私立高校や大学の合格発表と同じように受検生一人ひとりがウェブ上で確認をする方式で、他校のように合格者一覧表の掲載はありません。

 現代の日本では、入学試験は子どもが自分の力で乗り越えなければならない人生最初の試練かもしれません。しかし、頑張った日々は、合否にかかわらずこれからの人生の財産になるはずです。受検生の皆さんにエールを送ります。保護者の皆様も、頑張ったお子さんをほめてあげてください。