日誌

2023年8月の記事一覧

ALTの夏期講習 Daniel’s Lesson 最終回

ダニエル先生の夏期講習は、夏休み最初の週と最後の週に行われました。

CNN Comprehensive Trainer(朝日出版社)を用いて、1日目ニュースの聞き取り、内容理解、2日目前日のニュースに関するディベート、英作文を計4回行いました。

毎回英語を用いたゲームも行いました。

ディベートの様子

最終回の今日のゲームは英語を使いながら、とても盛り上がりました。

チームの最後尾の生徒が英語で絵を説明→英語の説明を伝言ゲーム形式で伝える→最前列の生徒が絵を描いて正確さを競う

英語を使うことにかなり慣れましたね。今後に繋げましょう!

イラク大使館を訪問しました。

本校生徒14名と教員4名で、渋谷にあるイラク大使館を訪問しました。

アンワール・アレッサ参事官によるイラクの歴史や文化の説明やクイズに加え、伝統のお菓子やパンフレットなどをいただきました。その後は伝統衣装体験や施設見学など、多くの体験をさせていただきました。

生徒たちも英語を用いて積極的に職員の方々と交流し、イラクについて学んでいました。イラクおよび国際関係の職業への関心を深めたことと思います。

大使館の皆様のご厚意に感謝申し上げます。


【校長ブログ】大人にいつまでも少年の心を抱かせる~春高ラグビー部創部50周年記念式典~

 8月27日、春日部高校では、春日部高校ラグビー部創立50周年記念式典を音楽ホールで開催しました。ラグビー部の歴代の指導者の先生方、OB、現役生など約150人が出席しました。私も校長としてご招待を受け、祝辞を述べました。

 春日部高校ラグビー部は昭和48(1973)年に27回生の皆さんが中心となりラグビー愛好会として発足しました。その後、昭和50(1975)年にラグビー同好会となり、インターハイ埼玉県予選に出場し、昭和53(1978)年にラグビー部に昇格しました。

 昭和59(1984)年度から10年連続、また平成14(2002)年度から10年連続東部地区大会優勝などの輝かしい歴史があります。特に平成元(1989)年度には、関東大会予選で、当時最強で全国高等学校ラグビー大会で全国優勝する県立熊谷工業高校に勝利し、県ベスト4になり、関東大会に出場するという輝かしい記録があります。 

 令和2(2020)年から3年余りの新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、スポーツ界は大きな打撃を受けました。春日部高等学校ラグビー部も例外ではありませんでした。ラグビーは集団競技です。いつ、どんな場面でも仲間の力が必要です。ラグビーは体と体がぶつかり合う激しい球技です。肉体的にも精神的にもきつい、だからこそ、同じ時間を共有した大切な仲間との結束は非常に固いものになるのだと思います。

 式典では、江部 宏 ラグビー部OB会会長のご挨拶、校長祝辞、OB会からの現役へのスクラムマシンの贈呈、歴代OBのご挨拶、春日部高校ラグビー部綱領の採択がありました。OBの一人としてアサヒビール株式会社代表取締役社長の 松山 一雄 様が現役時代の思い出や経営者としての矜持をお話しされました。奇しくも仙台育英学園高校硬式野球部の 須江 航 監督と同じキーワードは「人生は敗者復活」。高校時代に理系から文系に転じ、大好きな英語を極めるために大学では文学部で英文学を専攻されたとのこと。ラグビー部での経験をもとに何事にも積極的にチャレンジされ、複数の会社のマーケティング畑を歩まれたお話は、説得力がありました。最後に、応援指導部による校歌斉唱で大いに盛り上がりました。

 「ラグビーは、少年をいちはやく大人にし、大人にいつまでも少年の心を抱かせる」と言われています。式典後の現役・OBとの交流戦では、いつまでも青春を謳歌されていました。

 ラグビー部創立以来50年の月日がたちましたが、その間、コロナ禍をはじめ、様々な苦難もあったと思います。昨年度からは、本校OBの監督のもとで質実剛健・文武両道の春高スピリットを体現しておりますので、格別のご支援ご協力をお願いいたします。

 

【文学部】関東大会に出場しました!

文学部3年の上原響樹が、埼玉県代表8名のうちのひとりとして、8月18日に開催された第24回関東地区高校生文芸大会に出場しました。会場は山梨県立甲府第一高等学校です。本年度は「俳句」をテーマに開催されました。午前は、開会式および俳人井上康明氏による記念講演「飯田蛇笏 夏の俳句」の後、参加者が会場で俳句を詠みました。午後は事前に提出していた俳句をもとに意見を述べ合う分科会および閉会式がおこなわれました。他県の生徒たちから受けた刺激を、本県そして本校の部員たちにつないでほしいと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場の山梨県立甲府第一高等学校玄関にて

【3年生夏期講習】いよいよ最終週!

夏は受験の天王山!春日部高校では、3年生の夏の総学習時間500時間を目標にしています。平日は学校の学習室やHR教室で自習ができたり、朝7:30から90分ずつの講習が組まれて各自の学習をサポートしています。

A期 一橋英語

過去問の長文を読んでいます。内容も英文も読み応えがありました。考えさせられる内容で感動しました。

 

英作文では、写真などの描写が出題されるので、やり方・考え方を学んだあと、実際に英作文をする練習をしました。

 

A期E期 Daniel's Lesson

ALTのダニエル先生も、夏期講習を担当してくれています。CNNニュース教材を使って、聞いて、読んで、話して、書くレッスンを行いました。指示も全て英語です。途中英語でゲームも行い、英語を使いながら盛り上がっています。

 

D期 共通テストリーディング・リスニング

共通テストは実践演習が重要です。夏期講習では、リーディング80分のあとリスニング30分を行う本番と同じ流れで演習を複数回行いました。時間との戦いですが、読むスピードを上げていくことで落ち着いてできるようになります。

D期 早慶英語

夏期講習でも、普段の授業のように、お互いに説明し合ったり話し合ったりしています。

この講座は、埼玉県教育委員会が中心となって、県立高等学校全体の教育力向上に取り組むため、他の高校で行われる夏期講習(大学の進学希望者等を対象とした講座)へ、他校の県立高校の生徒も参加できるようにする【オンライン連携講座】の一つでした。オンラインで毎時間他校の生徒さんの出席があり、新鮮でした。

他の教科でも沢山の講座が行われています。

 

【校長ブログ】人生は敗者復活戦~全国高等学校PTA連合会大会2023宮城大会~

 8月24日、25日、私は、春日部高校のPTA会長さん、副会長さんと宮城県仙台市で開催された第72回全国高等学校PTA連合会大会2023宮城大会に参加してきました。大会テーマは「豊かな杜につむぐ虹の光~しなやかな強さで生き抜く力~」です。

 8月24日は、カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で開催された第2分科会に出席しました。「ICTで広がるキャリアデザインの光~多様な挑戦で広がる世界~」がテーマでした。AI(人工知能)時代においては、ハードスキル(数値化できる能力)とソフトスキル(数値化することが難しい能力)があること、特に後者のコミュニケーション能力、リーダーシップ、ファシリテーション能力、タスク処理能力、時間管理能力などが大切だと思いました。

 8月25日は、カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で開会式、表彰式、記念講演、閉会式が行われました。記念講演の講演者は、仙台育英学園高等学校の須江 航 硬式野球部監督でした。昨年優勝した際、須江 航 監督はコロナ禍を乗り越えた選手達を称え「青春ってすごく密なので」という名言を優勝インタビューで残しました。

 一昨日8月23日の第105回全国高校野球選手権(甲子園)決勝で準優勝に導いた情熱に満ちた講演に6000人の参加者は傾聴していました。一昨日の試合後のインタビューで、「2年間で頂点、あとひとつの悔しさ、ともに味わうことができた。人生は敗者復活です。この経験を次に生かします」と語った須江 航 監督。

 講演で私の心に残ったキーワードを紹介します。

「人生は敗者復活戦」

「情熱と粘り強さと素直さと」

「何事に対しても肯定的であることの大切さ」

「大切なのは挫折と向き合う力」

「短所に丁寧に対処ですることができないと、長所を飲み込んでしまう」

「伝わる言葉とは、相手が聞きたいことを話す力」

「『しない』と『できない』を見極める力」

「生徒・子供は、人生に彩りと喜びを与えてくれる」

元気が出る言葉をたくさんいただきました。須江 航 監督、ありがとうございました。

 

3年生アドバンスセミナー13

最終日の朝です!午前の学習が始まりました。

本日の朝学(希望者)の様子です。

6:10

7:00

昨晩、10:20〜11:20のワンポイント講習の様子です。

浴衣の生徒もいますね!
毎晩、リスニングでの頻出表現、英文法語法の頻出表現、多義語を扱いました。

【水泳部】公立高校大会

 8月22日、公立校大会に参加をしてきました。

 今大会でベスト3を掲げ、妥協を許さない厳しい練習をしてきました。掲げた目標は絶対に達成しなければならない。しかし残念ながら結果は5位です。

 
 春日部高校以外は進学校といえども多くの高校が3年生を積極的に出場するようになりました。そのようなすでに不利な状況で、1、2年だけのチームでベスト3を狙う。非常に高い目標です。しかし無謀でもある。私はそれは厳しいと当初、生徒たちに言いました。それでも狙いたいと新チームが動き始めました。

 

 目標が達成出来なかったことについては私も含めて反省点が多いです。しかしながら、様々なことを制限され、心まで萎縮させられたコロナ禍を乗り換え生徒たち自らが高らかに目標を宣言し、それに見合う過酷なトレーニングを積んできたことは、きっと部員たち自身の重要な経験になっているはずです。引き続き、応援をよろしくお願いします。

 

入賞一覧

櫻井隆也 200M自由形 1位

吉野宇太 100M自由形 1位

     50自由形 2位


400Mメドレーリレー 3位

(ベイリーチャールズ賢 櫻井隆也 吉野宇太 西上聡汰)


400Mフリーリレー 4位

(吉野宇太 西上聡汰 佐々木晴 櫻井隆也)

 

総合成績 5位

3年生アドバンスセミナー⑥

午後の学習がスタートしました。

たまには後ろから…。

昼食はお弁当でした。「いただきます」の挨拶は生徒が持ちまわりで行っています。発声の前に一発芸などを披露するのが恒例となっています。春高生らしく、楽しいひとときです。

3年生アドバンスセミナー④

おはようございます!6時20分より、朝学(希望者)を行っています。6時半の状況です。

一番早い生徒は、5時から自習していたそうです!

昨晩の様子です。

全日程終了時の様子

ワンポイント講習【寝る前に頻出表現注入】英語(時間は11時過ぎています!こんな時間に講習を行うことはなかなかないので貴重です!)

寝る前に暗記ものに取り組むことで睡眠が記憶を助けてくれます!最後の時間は疲れ、眠気もありますが、皆で学習することで頑張れました。

 

 

【校長ブログ】昨日の自分に差をつけろ!~夏休みも終盤~

 8月21日、春日部高校では、3年生が春高アドバンスセミナーに出発しました。今年度は100名の生徒が参加し、夏季講習の仕上げに取り組みます。自学自習の勉強漬けの勉強合宿ですが、国数英理社の教員が常駐し、ワンポイント講習や質問に対応します。

 部活動も活躍しています。陸上競技部は、本日から山梨県富士河口湖町での校外合宿に出発しました。サッカー部は、8月23日に全国高校サッカー選手権埼玉予選に出場し、和光国際高校と対戦します。音楽部は8月19日にさいたま市文化センターで開催された埼玉県合唱コンクール(主催・埼玉県合唱連盟、朝日新聞社)に出場し、銀賞を受賞しました。

 卒業生も活躍しています。ハンガリーで開催されている世界陸上2023ブダペスト大会で、春日部高校陸上競技部OBの青木涼真選手(ホンダ)が3000m障害の決勝に進出しました。8月23日午前4時42分から行われます。

夏休みも終盤。

頑張っている人ほど、誰かに「ガンバレ!」とは言われたくないものだ。

努力していることは自分が一番知っているのだから、それは当然だ。

でも、不安になることはある。

励ましが欲しくなる時もある。

そういう時はでっかい声で言ってやろう。

自分自身に言ってやろう。「ガンバレ!」

陸上競技部 国体予選埼玉県大会 2種目入賞!!

8月13日に上尾運動公園にて、国体予選埼玉県大会が行われました。

本校からは4種目出場権利を得ていました。

100m  渡邊 幸輝(1) 予選11”19(-1.1) 決勝11”10(+1.2) 6位 ※春日部高校歴代16位

3000m 大江 秀弥(1) DNS

110mJH 冨田 和喜(1) 予選15”73(-1.9) 決勝15”39(+1.3) 7位 ※春日部高校歴代8位

円盤投 諸橋 亮良(1) 25m58 15位

 

出場した3名ともベスト記録が出ました。

夏休み後半もしっかり練習し、新人戦につなげたいです。

 

 

【校長ブログ】旧制粕壁中学校の昭和20年8月15日~78回目の終戦記念日~

 本日8月15日は78回目の終戦記念日です。日中戦争以降の戦没者の方々を追悼し平和を祈念するため、正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」といい、昭和57(1982)年4月13日に閣議決定されました。戦没者追悼は、昭和27(1952)年5月2日に政府主催で全国戦没者追悼式を新宿御苑で実施し、時期や場所を変更しながら、昭和40(1965)年8月15日以降は、日本武道館で実施されています。

 『春日部高校百年史』を読んでみると、終戦時の記述はあまりありません。「8月14日、翌15日正午、玉音放送の予告がある。8月15日午前6時頃から艦載機の来襲がある。12時、警戒警報が解除。防空要員と登校した生徒の一部が終戦の大詔を涙を流しながら拝聴する。敗戦前後当時の記録は、昭和28年の校舎消失のためだろうか、あるいは敗戦直後の進駐軍による査察等のため焼き捨てたのだろうか、現在まったく残されていない。」と記述されています。ただ、『春日部高校百年史』には当時の生徒の回想録も記載されています。「8月15日、正午から特別放送があるというので登校、11時半過ぎ校庭に出た。正午「朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ…」という終戦の詔勅。ラッパ型のスピーカーそれに初めて聞く玉音放送、誰が喋ているのか内容もわからない。終わるや否や急いで教室に戻った。我々の関心事はいつも11時半過ぎに食べていた弁当を食べ損なった事である。早速弁当に食らいついた。そこへ入ってきたのが担任の小山先生、開口一番「こんな時によく飯が食えるな」、生徒「何があったのですか」、先生は目を真っ赤に泣き腫らして言われた。「日本は戦争に負けたんだ。」しかし我々の気持ちはこれで空襲がなくなる、学校工場もやらなくて済む、ということだった。そして先生が教室を去った後弁当にしゃぶりついた。」

 私が子供の頃、戦争体験者の方々がまだまだたくさんいらっしゃいました。親からも戦時中の話しを聞いたりしました。高校の先生には、海軍兵学校出身の先生もいらっしゃいました。終戦の日の8月15日は、お盆の時期(8月13日~16日)と重なります。お盆は旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式で、先祖の霊があの世から帰ってきて、家族と共にひとときを過ごし、再びあの世に帰っていく、という日本古来の祖霊信仰と仏教が結びついた行事です。旧暦(太陰暦)の明治5(1872)年12月3日を新暦(太陽暦)の明治6年1月1日としてから、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆(月遅れ盆)とする地域が多くなりました。お盆であるために、戦争で生き残った者やその子孫が、死者の魂に触れる日でもありました。8月15日は、戦没者がそれぞれの家や故郷へ帰ってくる特別の時間のような雰囲気がありました。

 今年は、戦後78年。明治維新(1867年)から日本の終戦(1945年)までの期間と同じになっています。戦後日本は戦争に参加していません。ロシアによるウクライナ侵攻(2022年)など国際情勢が緊迫する中ですが、戦没者を悼み、惨禍が繰り返されないよう平和への誓いを新たにしました。

【校長ブログ】人の心に残る仕事~ある先生と司馬遼太郎『無名の人』~

 昨日9日は、昨年亡くなられたチーム春高の一員であった春日部高等学校ラグビー部顧問の先生の月命日でした。先生は、鹿児島県立鶴丸高等学校時代にラグビー部で活躍され、九州選抜メンバーにも選ばれたラガーマンでした。今月、春日部高等学校で苦楽を共にされた同僚が、先生の出身校である鹿児島県立鶴丸高等学校を訪問し、遺影と一緒に鶴丸高等学校ラグビー部現役生徒と写真を撮らせていただきました。先生の御魂も母校に帰ることができたと思います。前田光久校長先生、小島健志教頭先生をはじめ諸先生方に感謝申し上げます。報告を聞いて、私は、ある幕末の志士の生涯を思いました。 

 幕末に所郁太郎(1838~1865)という人物がいました。ご存じの方はほとんどいないと思います。私がこの人物を知ったのは、中学生の時です。国語の教科書に登場していたのを覚えています。話の内容だけ記憶の片隅にあり、彼の名前は忘れてしまいましたが、大学生の時にふと思い出し、調べてみました。その時にわかったのは、国語の教科書短編小説は、歴史小説家の司馬遼太郎(1923~1996)が教科書に書き下ろしたもので、題名は『無名の人』でした。主人公の所郁太郎は美濃国赤坂(岐阜県大垣市)出身の幕末の志士ですが、日本史の教科書には全く登場しませんが、この人は歴史の舞台に一度だけ、それもほんの一瞬だけ登場します。

 時は幕末、場所は長州山口(現在の山口県山口市)の郊外です。当時、長州藩は討幕派の高杉晋作(1839~1867)などと保守派が激しく対立していました。高杉晋作のグループに井上聞多(後の井上馨:1836~1915)という人物がいました。元治元(1864)年9月25日の夜、山口での会議からの帰路、数人の男に襲われ、さんざんに切られ、瀕死の重傷を負いました。家に担ぎ込まれましたが、医者は助からないと言いました。聞多は、しきりと介錯をしてくれという仕草をしたそうです。この騒ぎの中、偶然、この家に入ってきた人物が所郁太郎でした。かれは、4時間かけて畳針で五十幾針を縫い、ようやく治療を終えました。井上聞多は奇跡的に助かり、再び歴史の表舞台に出て、明治維新後は井上馨として、外務卿として条約改正の取組や農商務大臣、内務大臣などを歴任します。一方、命を助けた所郁太郎は翌年(1865)にチフスで異郷の長州で亡くなります。

 司馬遼太郎は、井上聞多の遭難事件のことを調べて以来、所郁太郎のことについて心の隅にわだかまり続けていたそうです。ある時、山口県の明治初年の記録を調べてみると「美濃 所某」とあり、「言葉遣いは穏やかであり、第一流の人物という印象があった」と短いながら書かれていたそうです。また、幕末に蘭学の医師として有名な緒方洪庵(1810~1863)がつくった適塾の入門帳611名の中に彼の筆跡が残っていました。「万延元年八月十五日入門 濃州赤坂駅 所郁太郎」と書かれていました。万延元年とは1860年です。司馬遼太郎は、所郁太郎自身が書いたらしい筆跡と出会い、「君はこんなところにもいたのか」と、息を忘れるほどの感動を覚えたそうです。その後、『美濃浪人』(新潮文庫『人斬り以蔵』に所収)という短編小説に所郁太郎の生涯を初めて記しています。彼の師の緒方洪庵は医師の道を説くことの厳しかった人で「医師というのは、人を救うために人の世で生きているもので、自分のために生きているのではない」と言っています。所郁太郎には一枚だけ写真が残っています。旅の武士姿で笠を持っています。遠くを見据える目には強い意志を感じます。

 所郁太郎の生涯はわずか27歳と短かったですが、この世に生を受け、その時に、自分ができることを精一杯やり遂げたと思います。チーム春高のメンバーだった先生は、多くの生徒や同僚に慕われていました。人の心に残る仕事。教師の仕事は、緒方洪庵の思いに通じるものがあると思いました。

【校長ブログ】昨日の自分に差をつける~夏休みの春高生~

 夏休みも19日が過ぎ、間もなく半分が過ぎようとしています。8月9日、春日部高校では、不安定な天候でしたが、生徒は夏季講習や部活動に頑張っています。

 夏季講習では、第3クール(8月7日~12日)に入りました。「東北大・北海道大国語演習」「一橋大国語演習」「旧帝大国語演習」「難関英語長文読解」「文理共通数列」など12講座が行われています。受講する講座以外の時間帯では多くの、3年生が自習室や教室で自学自習しています。

 部活動は、雷雨のため屋外の活動はできませんが、体育館や格技場、卓球場や特別教室などで活発に活動をしています。各部活動の活動の様子は学校ホームページをご覧ください。

春日部高校の部活動

 私も校長としてできる限り生徒の活躍を激励しています。今夏は、野球部、物理部、吹奏楽部が出場した大会の応援に行きました。しっかりと春高魂を発揮してくれています。直近では、吹奏楽部が昨日8月8日にさいたま市文化センターで開催された埼玉県吹奏楽コンクール県大会に出場し、♪「祈りとトッカータ」を演奏して会場を魅了し、銀賞を受賞しました。

 春日部高校には定時制の課程もあり、校長は兼務しています。今年度はバスケット部と陸上部が全国高等学校定時制通信制総合体育大会に出場しています。全日制では「インターハイ」と言われる大会です。バスケット部は8月3日に東京体育館で開催された全国高校定通体育大会バスケットボール大会に埼玉県代表として出場し、私も応援に行きました。島根県立宍道高校と対戦し78-28で勝利しました。翌日に京都府立清明高校と対戦し、74-78で惜敗しましたが、埼玉県代表として立派に活躍しました。陸上部は8月11日に全国高校定通体育大会陸上大会に出場します。激励に行ってきます。

 春高生諸君、君はいま、「どこまで行けるか」を試すことができるし、試さずに過ごすこともできる。可能性や選択肢は無限にあるけど時間は有限。夏休み後半、頑張れ!春高生

【写真部】全国大会に出場しました。

文化部の全国大会である第47回全国高等学校総合文化祭の写真部門が7月29日~8月2日に鹿児島市で開催されました。本校から写真部3年の工藤彰が「古今和風景」という作品で出場を果たしました。写真部門で埼玉県から出場できるのは、昨年度開催された2回の県高校写真展で約1600人が出品した2308作品の優秀作10作品の出品者です。鹿児島では、各都道府県の出場者の作品展示のほか、写真家三好和義氏の講演会、生徒交流会、県内の撮影会等がおこなわれました。

全国高総文祭写真部門 会場玄関にて

 全国高総文祭 写真部門会場「かごしま県民交流センター」玄関にて

【水泳部】 今年も行いました!地域への貢献、地域との連携

 https://kasukabe1899.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/886/2bbaac6312f20be25d4e3e005f7ee38b?frame_id=2633 (昨年度、春日部中央スイミングとの初合同練習についての記事)

 

今年も春日部中央スイミングのコーチ・選手達と合同練習を2日間(8/2、3)実施しました。

 お一人目のコーチに仰っていただいた内容で印象深いのは「春高生には理論を教えれば、あとは自分たち自身で思考し実践していく力がある」という言葉です。1から10まで教えなくては動けない、あるいは1から10まで教わった通りにだけ動くという姿勢はリーダになるべき春日部高校の生徒にはふさわしくありません。そうではないことを評価されたことはとても誇らしいことです。

 お二人目のコーチからは「チーム」についてアドバイスをいただきました。ナショナルチーム合宿に御自身が指導する選手を引率する中でいかにチームの力が重要だったかを、レクチャーしていただきました。

 先月行われた世界水泳で日本が惨敗した原因を、パリ五輪強化プロジェクトリーダーの平井伯昌先生が「コーチや選手が個人で頑張っている感じで、20年前に戻ってしまった」と分析しております(「NumberWeb」8/3松原孝臣)。その記事の中では、「当時史上最強と呼ばれる中で臨んだ1996年のアトランタ五輪でメダルなしに終わった」ことから勝つための方法として「チーム再建のヒントになったのは、高校の部活だった。学校対抗戦で一丸となって臨むことで選手が力を発揮することに着目し、代表のチーム化を進めたのだ」と書かれております。

 今回の世界水泳でもキャプテンを務めた入江陵介選手がロンドン五輪中に発言した内容を我々春高水泳部も実践していく次第です。

 「競泳は27人で1つのチーム。最後の男子リレーの自由形の選手がタッチするまで、27人のリレーは終わりません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【吹奏楽部】吹奏楽コンクール地区大会 金賞・県大会出場!

吹奏楽部は、7月31日(月)に所沢市民文化センターミューズにて行われた埼玉県吹奏楽コンクール地区大会高校Bの部に出場しました。

30名の出場メンバーとサポートの1年生は、早朝より準備をして本番に臨み、今できる限りの演奏を披露しました。

結果は金賞を受賞し、8月8日(火)にさいたま市文化センターにて行われる埼玉県大会への出場が決定しました。

昨年に続く県大会出場を果たしてうれしく思う一方、この1週間で解決すべき課題がたくさんあることも事実です。

納得のいく演奏ができるように、さらに練習に励みます。

応援のほどよろしくお願いいたします!

 

(地区大会の賞状。一部仮記載の状態ですみません…)