日誌

2023年12月の記事一覧

【令和5年度 国際交流:グローバルスタディズプログラム】3日間が無事終了しました

 

 

こんにちは、春日部高校国際交流委員会です。

本日は、グループ内発表を行い、その後は全体の前で一人ずつプレゼンテーションを行いました。

この活動は非常に緊張し、ハードルの高い活動です。しかし、この3日間この活動につなげて行くため、さまざまな活動をこなしてきました。今日はその成果を十分に発揮できたと見ていて感じました。また一つ彼らの成長を見ることができました!

 

グループ内プレゼンテーション

全体プレゼンテーション① 

全体プレゼンテーション② 活動の様子をご覧ください。

 

本日3日間に渡るグローバルスタディズプログラムが終了しました。

3日間英語漬けの日々を過ごし、彼らはさぞ自信をつけたことでしょう。英語を話すことへの抵抗が非常に少なくなったように感じます。笑顔が見えるようになったり、間違えても話し続けようという姿勢が見受けられるようになったりしました。

この経験を今後の春日部高校での学習や将来英語を話す際に活かしていきます。

 

今回ご協力いただきました。ISA並びに留学生の皆さんありがとうございました。

また、このプログラムの費用に関して、春日部高校同窓会より助成金をいただきましたことにも重ねて感謝いたします。 現役春高生にとって非常に充実した活動となりました。

ありがとうございました。

  

本日の活動の様子

 

 

サイエンスカフェ「高校生VS古生物」を実施いたしました。

生物科の中村達郎です。

サイエンスコミュニケーションの活動として、サイエンスカフェ「高校生VS古生物」を実施しました。

サイエンスカフェ「高校生VS古生物」では、徳島県勝浦町にて御活躍されている荻野慎諧 氏、坂上莉奈 氏にオンラインにて登壇していただきました。

お二人からはそれぞれ、

「大学院における研究活動 -角竜類トリケラトプスの脳から生態を明らかにする-」

「基礎科学の応用 ー古生物学と妖怪を例にー」 

という題でお話をいただきました。

トリケラトプスの脳研究から、その生態を解明することや、古生物の化石から妖怪などの空想上の生物が生じたのではないかという、とても興味深いお話をいただきました。

お話をいただいたのちには質疑応答の時間を多くとり、多くの生徒や教員も含め、さまざまな質問が寄せられました。

「恐竜や古生物を学ぶためにはまず”国語力”が大事!」

「トリケラトプスは実は”残念な動物”だったかも知れない…」

「こんな風に脳から生態が分かるなんて知らなかった!」など、とても活発に考え学んでいる様子が見られました。

 

 テーマの面白さやオンラインのサイエンスカフェであったこともあり、生物部をはじめとした15名ほどの生徒とともに複数名の教員、また他校からの生徒・教員の参加など、多くの方にご参加いただきました。

 

 アンケート結果から、皆さんに満足していただけたようです。

 荻野慎諧 様、坂上莉奈 様、この度は誠にありがとうございました。

【令和5年度 国際交流:グローバルスタディズプログラム】

こんにちは。

12月25日〜12月27日にかけて、本校大会議にてグローバルスタディズプログラムを実施しております。

 

留学や国内英語研修を手掛けているISAより、講師、並びに留学生を招いていただき、会話を中心にした活動を行います。そして、この3日間のプログラムでは英語しか使うことができません。高校生5〜6名の班に必ず1名留学生がつき、非常に恵まれた環境で活動を行うことができます。

春日部高校からは19名参加しています。また、埼玉県立浦和高校・大宮高校・蕨高校などさまざまな学校の生徒も参加しており、休み時間も生徒同士で英語で会話をしています。今回はホスト校の春高生がこの活動の雰囲気を作っています。

 

オープニングセレモニーの様子 ←動画

 

また、ファシリテイター(司会者)がとてもユニークな方で、教室の緊張を解きながら、活動を行ってくださるだけでなく、留学生の方も気さくに話てくださり、生徒も英語を話すことにチャレンジすることができています。

 

この3日間が非常に刺激的になることと、春高生のがんばりが発揮されることに期待しています。

 

Topic Talking    ← 全体活動動画

Topic Talking in groups  ← 班別活動動画

 

活動の様子

【校長ブログ】学問のワクワクドキドキを!~東京大学見学会を実施~

 12月23日、春日部高校は、東京大学大学院工学系研究科(工学部) 教授 野地 博行 先生にご協力いただき、1・2年生希望者20名が参加して東京大学見学会を開催しました。

 野地先生は、本校OBであり、本校のSSH運営指導委員としてもご指導いただい。ています。春高生は全員が東京大学に来たのが初めて。まず、全員で赤門と安田講堂前で記念写真。私からは「将来、東京大学で学ぶのだというイメージを持ち続けよう」と激励しました。

 

 冒頭、野地先生から、「疑問を言語化することが大切だ。わからない部分を明確にし、、質問する能力を身につけなさい」とのアドバイスがありました。ご講演のテーマは「生命は工学」。「『生命とは何か?』は、物理学からの問いであったが、今は化学の問題である。日本は、物理、化学、生物などの学問分野の壁が高いが、欧米では融合型の研究であり、日本型では限界がある」ことに言及され、「生命とは工学である」と説明さて、総合知の大切さを強調されていました。

 博士課程1年の玉尾研二さんには、高校時代の学習と大学時代の研究の違いについて具体的なお話をいただきました。「テストのため、受験のためではなく、日頃から問いを大切にすることの大切さ」という言葉が印象的でした。その後、4人一組のグループに分かれて大学院生とのミーティング、ラボツアーなど、充実した東京大学見学会でした。

 春日部高校のためにご指導いただいた 野地 博行 先生をはじめ野地研究室の皆様に感謝申し上げます。春日部高校では、学問の楽しさと深さ、自律的な活動の大切さを高校時代にしっかりと育んでもらいたいと考えます。

 大学入学共通テストまであと20日。東京大学見学会終了後、私は学問の神様といわれる湯島天神(東京都文京区)に行き、春日部高校76期生(現3年生)と75回生の大学第一志望合格を祈願してきました。がんばれ春高生!

【76期】共通テスト直前演習

2学期終業式翌日から2日間(22日金曜日、23日土曜日)、3年生は年明け1月13日(土)14日(日)に行われる共通テストの本番の時程通りで演習を行いました。

自分が受験する科目に合わせて登校し、入室時間に問題を受領しました。その後、各受験会場に向かいます。自分のHR教室ではなく、当日指定された座席に座ります。緊張感を持って演習ができました。

「頑張ってね!」

時程も本番そのものなので、科目と科目の間がかなり長いことや、地歴公民・理科の2科目の連続受験も体験できました。文房具はもちろん、エネルギー補給や食事についても、本番同様の準備で臨みました。

 2日目の理科2科目受験中の様子です。窓の外は暗くなってきています。

 受験終了後は、自己採点を行いました。マークシートの機械採点も行います。自己採点と機械採点の誤差についても提示します。

春高生の伸びしろは「日本一」とも「世界一」とも言われます。ここからさらに点数を伸ばせるので、プラスの気持ちで冬休みも頑張っていきましょう!! 

78期 読書記録

 1年生朝読書担当の国語科・千代より、4月から始めた1年生と1学年教員による「読書記録」について書きます。12月現在、生徒で最も多い読書数は「45冊」。教員は「78冊」。数がすべてではありませんが、ひとつの目安にはなります。

 本校の1学年は、教員も生徒も、一つのスプレッドシートに読書記録をし、情報を共有しております。「朝読書」は全国的にも実施されておりますが、教師が「読め!読め!」と上から生徒に指導するのではなく、読書空間において教師と生徒が同じ地平に立ち交流をしようとする試みはなかなかありません。

 1年生生徒全員のclassroomには以下のことを書きました。春日部高校をよりアカデミックな場にしていこうではありませんか。

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読書の秋に続き、読書の冬も満喫しましょう。

読了せずとも挑戦してみた難解な書物もぜひ読書記録に入力してください。

諦めて積読をしておくことで、いずれまた挑戦できます。

先生方の読んでいる本も手に取ってみましょう。

学生時代、超人気教授が教室で仰ったことがあります。

「優秀な学生になりたければ、教員が何を読んでいるかを調べ、真似て読みなさい」

「1日で読める本もあれば、1週間で10行しか読めない本もある。どちらも必要です」

「月に3万円程度も書物代に使えない学生はやめてしまえ」

「必ず読書記録をせよ。そうすることでジャンルの偏りを正すことができる」

 

 

【78期生】上位者集会

12/21、1学年の上位者集会を行いました。この会は、お互いを高め合えるようなクラスを超えた仲間作りの場として開催しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、昨年度卒業した75期生学年主任、及川先生よりお話をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<75期学年主任、現3年進路担当 及川先生>

4つのアドバイスをいただきました。

1.志望を高く持ちましょう。人間は目標以上には、なかなか頑張れないものです。春高生の伸び代は「世界一」です。その伸び代を経験してから受験に臨んでください。

2.何にでも好奇心を持ちましょう。勉強の中に面白さを見つけることが得意だと学ぶことが楽しくなります。色々なことに興味を持つことが大切です。

3.学校生活を充実させてください。部活動と学業を両立させることは容易ではないが、継続することにより短時間で集中して勉強をする力が身につきます。部活動引退後は培ってきた集中力が発揮され、ここからの伸び代は「世界一」です。

4.一番大事なものは仲間。勉強は団体戦といわれます。3年生になると目指す大学で「チーム〇〇大学」「チーム△△大学」などグループができてくる。その中の結束は非常に固く、面白かった問題について語り合うなど、お互いの学び合いの場にもなっている。仲間との関りで得たものは人生の宝物になります。

 

生徒たちは、及川先生の話に、笑ったり頷いたりしながら真剣に聞き入っていました。また、先輩たちの頑張っている姿と自分を重ねることもできたのではないでしょうか。仲間と共に、これからの春高生活を充実させていってほしいです。

頑張れ!78期生!!

 

【校長ブログ】一陽来復~今日は冬至です~

 12月22日、今日は冬至です。冬至は日の長さ(日の出から日の入りまで時間)が一年で最も短い日です。これから少しずつ日が長くなっていきます。古来から冬至は、太陽の力がよみがえり、冬が終わって春に向かう境の日といわれています。このことから、冬至は「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われます。古代中国の書物「易経」に由来する言葉です。冬至は、太陽が復活する日、運が向いてくる大事な日として、世界各地でめでたい日、縁起が良い日とされているのです。一陽来復の御守で有名な神社の一つに早稲田大学の近くにある穴八幡宮(東京都新宿区)があります。同神社は毎年、12月の冬至の日から翌年2月の節分の日まで一陽来復御守を頒布しています。私も大学生の時に毎年お守りを授かりました。

 冬至には、古くからゆず湯に入る慣習があります。冬至にゆず湯に入ると風邪をひかないと言われています。古来から強い香りは邪気を払うと伝えられていて、旬を迎えた香りの強いゆずをお風呂に入れることで「身を清める」とされているそうです。冬至にゆず湯に入る習慣は江戸時代に始まったと言われています。現在の銭湯の原型が生まれた江戸時代、冬至を湯治(とうじ)にかけ、無病息災・達者なら融通(ゆうずう→ゆず)が利くという駄洒落からゆず湯が生まれたとも。 実際、ゆず湯の効能として、血行促進や保湿効果、リラックス効果などがあるので、言い伝えられてきた風邪予防はあながち間違ってなさそう。

 大学入学共通テストまであと22日。

 埼玉県公立高等学校入試まであと61日。

 君がつらいとき、君が寂しいとき、君を応援している家族、先生、仲間がいます。

 一陽来復 がんばれ!受験生

【校長ブログ】Never,Never,Never,Never give up.~2学期終業式~

 12月21日、春日部高校では2学期終業式を行いました。春日部高校は8割の生徒が国公立型の大学入学共通テストを受験します。今年度は大学共通テストの日程が早いために1月5日が3学期始業式になります。大学入試直前講習なども意識した大学受験に対応したスケジュールです。

 冒頭に、種村隆久 春日部高校同窓会長さんから現役生に対して講話をいただきました。同窓会の紹介、現役生をサポートする大河滔々奨学基金の紹介、埼玉県男女共同参画苦情処理委員の「県立高校の共学化を早期に実現すべきだ」という勧告書への同窓会の取組についての説明がありました。

 大河滔々奨学基金は、創立120周年を記念して設立され、様々な経済的な困難を抱えている生徒への経済的な支援や個人での留学や研究・探究活動、能力向上プログラムなどへの参加生徒への経済的な支援をしてくれる、他校でもあまりない給付型奨学金です。校長としてとてもありがたく思っています。先輩たちが現役生をしっかりと支えてくれる体制が確立しているのは伝統校の証の一つだと思います。

 表彰式では、SSH化学エキスパート、陸上競技部、物理部、書道部、水泳部、体操部、弓道部、ハンドボール部、英作文コンテスト、ラグビー部、校内体育大会総合優勝3年8組を表彰しました。

 自転車安全運転伝達講習会では、生徒が自ら作成した動画にもとづいて自転車運転マナーの大切さを全校生徒に伝えてくれました。

 最後は、校長講話、生徒指導主任講話でした。添野光太 生徒指導主任はユーモアあふれる内容で今年のトレンドを語りながら、質実剛健の気概を持って高校生活を送ることの大切さを語ってくれました。校長からは、ウィンストン・チャーチルの演説の一説Never,Never,Never,Never give up.を紹介しながら、不撓不屈の精神の大切さを語りました。

校長講話の内容を紹介します。

  Never,Never,Never,Never give up.

  訳すと、「決して屈するな!決して、決して、決して!」

  これは、ウィンストン・チャーチル(1874-1965)の有名な演説の抜粋です。1940年10月、当時、英国首相であったチャーチルは、高校の母校であるハロウスクールで生徒に向けた演説の一説です。名門校でチャーチルは病弱な劣等生として過ごし、ギリギリの単位と成績で何とか卒業しました。しかし、47年後、英国の首相となります。

  チャーチルは、1940年5月に首相に就任しています。ヨーロッパではヒトラーのナチス・ドイツが1939年9月1日に第二次世界大戦を開始しており、1940年6月には英国の同盟国である仏国がナチス・ドイツに降伏します。8月からは英国本土上陸に向け、独空軍が連日連夜ロンドン空襲を行いますが撃退し、英国本土上陸を断念させました。1940年10月の演説ですから、そのような苦境の真っ只中の演説です。 「イギリスの最後の審判の時が刻まれたと全世界が思いこんでも何の不思議があろうか。」と後にチャーチルが回顧するほど、戦争が始まって最大の苦境に立たされました。しかし、降伏するつもりは微塵もなかったそうです。

3年生諸君は、1月13日、14日に大学入学共通テストを迎えます。2年生、1年生はいよいよ進級を迎える重要な時期です。

Never,Never,Never,Never give up.

何事に対しても「絶対にあきらめない」精神の大切さは、歴史が証明しています。

 

【77期】 2学期冬季学年集会

終業式終了後、2年生は学年集会を行いました。

学年主任より

「2学期の行事を通して、77期の成長した姿を見れて非常に嬉しかったです。何事にも全力で取り組み、周りのサポートや応援も大きく、これぞ”春高生”という姿を見ることができました。これからは学年全体が勉強にも力を入れてくことになりますが、みんな切磋琢磨し、時に支え合いながら成長していってほしいと思います。」

 

進路指導部より

「過去の春高生のデータを見ると、今これからどれだけ早いスタートを切れるかが大事になってきます。志望校を決して下げないこと、そして勉強から逃げないこと。ここで培う忍耐力や知識は将来の皆さんの糧になります。」

とのことでした。

学校行事を通して、いかに周りに支えられているのか、そして自分自身をより見つめられた2学期だったと思います。自身の「強み、弱み」を理解し、文武両道、質実剛健の精神を体現できる春高生活を目指していきましょう!

冬休み期間に事件・事故に巻き込まれないように、次皆さんにお会いできるのを教員一同楽しみして待っています!

それでは、よいお年を!